「ヤマトイワナに出合いたい」 いざ、南アルプスへ 林道バスが今季の営業開始 長野県伊那市
長野県伊那市長谷の戸台口と南アルプス北沢峠(2032メートル)を結ぶ市営南ア林道バスの出発式が26日、今月リニューアルした宿泊施設「仙流荘」前に設けたバス停「戸台パーク」であった。今季の運行は25日にスタート。残雪の影響で当面は戸台口から歌宿までの16・3キロを往復し、6月15日以降に北沢峠まで延長する。運行は11月15日までの予定。 北沢峠へのルートは、仙流荘周辺を「南アルプス長谷戸台パーク」として市が整備したことに合わせ、今季から「南アルプスクイーンライン(北沢峠線)」と名付けた。同ルートは昨年、過去2番目に多い約6万人が利用した。 出発式には白鳥孝市長らが参加。何度も訪れているという大津市の田中巧さん(67)は渓流釣りが目的で、「ヤマトイワナに出合いたい」と期待を込めていた。