パッチで1分毎にデータ取得、異常値はアラームで。糖尿病医療の最先端とは
血糖トレンドの“見える化”が糖尿病医療を変える
イベントに登壇した糖尿病治療の第一人者・西村理明先生(東京慈恵会医科大学 糖尿病・代謝・内分泌内科 主任教授)は、「血糖トレンド」の“見える化”のポテンシャルをこう語ります。 過去の研究では、HbA1c(糖尿病リスクの数値)を下げすぎると低血糖のリスクが高まり、かえって死亡率が上がる可能性があることが示されました。血糖値の変動は人によってタイプが違い、寝ている間に急激に血糖が低下する『夜間低血糖』タイプなのに、本人が気づいていないケースもあります。 血糖トレンドを“見える化”すれば、このようなリスクを回避できる。FreeStyleリブレ 2はスキャン不要でリアルタイムのデータを提供してくれるので、血糖変動を容易に把握し、適切な治療につなげることができます。(西村先生)
「FreeStyleリブレ 2」と共にフルマラソンを完走
会場では、50代で糖尿病を発症したという「FreeStyleリブレ 2」ユーザーの声も映像で紹介されました。運動時の低血糖リスクを認識し、グラフを見ながら適切に糖分摂取を行うことで、フルマラソンを何度も完走しているそうです。 「糖尿病と上手に付き合いながら、趣味のランニングも楽しんでいきたい」というユーザーのコメントを聞いて「びっくりした」と話すのは、発表会に登壇した青山学院大学陸上競技部の原 晋監督。 フルマラソンを走ると現役ランナーでも後半は低血糖状態になる。糖尿病のある方がフルマラソンを走れるというのは相当の自己管理をされている方だと思いますし、医療の発展も感じます。(原監督) 健康でアクティブな生活を続けるために、血糖値コントロールは重要な課題。血糖値の変動を「点」ではなく「線」で捉えることが重要だとして、その普及を参加者に呼びかけました。
あなたの「血糖トレンド」タイプは? キャラクターと楽しく自己管理
アボットジャパンは糖尿病患者の血糖値変動パターンを3つのキャラクターに分類し、自分のタイプを診断できる啓発サイト「わかれば変わる、血糖管理。」も運営しています。 自分の血糖値変動がどのタイプに近いのか。それを意識するだけでも、血糖管理への意欲は高まるはず。大切なのは自分の「血糖トレンド」を知り、血糖コントロールのために行動を変えること。「FreeStyleリブレ 2」が、その頼もしい相棒になってくれそうです。 Source: FreeStyleリブレ 2
田邉愛理