ざわちん「友達の輪に馴染めなかった」小学校時代から、ショッピングモールで突如「板野友美さんですか?」と間違われて
ものまねマスクメイクで活躍中のざわちんさんは、子どもの頃はイジメにも遭遇しますが、どのように心を開いていったのでしょうか。(全3回中の1回) 【画像】「ほぼスッピン?」ざわちんの貴重なお写真から、難易度が高かったと言われるものまねマスクメイクまで(全11枚)
■同級生にからかわれて ── ざわちんさんの子ども時代はどんな感じだったのでしょうか? ざわちんさん:小学校低学年の頃は、どちらかというと目立たない大人しい子でした。私は、日本とフィリピンのハーフで、3歳から6歳までフィリピンで生活していたこともあり、肌が日に焼けていたんです。また、体が細すぎてまわりの子と外見が違うことから、いじめを受けていたんです。同級生からからかわれるたびに、気持ちが暗くなるんです。それでなかなか友達の輪に溶け込めなくて、当時はすごくつらかったです。
── いじめについて相談できる人はいましたか? ざわちんさん:両親には伝えました。私が学校を急に休みだしたことから、心配した母が「なにかあったの?」と声をかけてくれ、いじめについて正直に話したんです。母は「私たちが学校に行こうか」と言ってくれたものの、大人が出ていくと相手の子がヒートアップすることもあるかもと思って、大丈夫と伝えました。 そのうえで、私がどうしても学校に行きたくないときは無理しなくていいよと言ってくれました。両親が話を聞いてくれるだけでも、1人じゃないんだと、すごく支えになりましたね。
── その後、学校生活はいかがでしたか? ざわちんさん:少しずつ馴染めるようになってきました。きっかけとしては、ある日、お母さんがメイクして、どんどんきれいになっていく姿を見て、もしかしたら自分のコンプレックスはメイクで解決できるかもと思ったんです。ファンデーションだったら肌を白く変えられるし、かわいく見せることができるので。私はメイクをやるようになってから、結構気持ちも変わって、自信がついてきました。
気持ちが明るくなったことで、学校で人気者の女の子のしぐさや行動を真似したら、もしかしたら自分、もっとみんなとみんなの輪に溶け込めるんじゃないかなと思ったんです。実際に行動に移してから、友達から声をかけられるようになり、どんどん友達が増えていきました。 ── その後、18歳くらいの頃でしょうか。埼玉のショッピングモールで、元AKBの板野友美さんと間違えられたそうですね。 ざわちんさん:家族で買い物に行った際に、子連れのお母様に「板野友美さんですか?」と言われたんです。違うと伝えましたが、写真を撮ってもいいか聞かれたんです。写真を撮っている最中、周りから、板野友美とか、ともちんという声が聞こえるんですよ。