イルカとの緊迫したやりとりが映像で残されていました。敦賀半島で、またしても野生のイルカにかまれる事故が起きました。20日午前11時ごろ、敦賀市内の海水浴場で県外から遊びに来ていた50代の男性がイルカにかまれ、けがをしました。 　　　　　　　 20日午前11時ごろ、敦賀市の水島海水浴場で撮影された映像には、黄色いライフジャケットを着た子供がもがくようにしてイルカから逃れようとしています。子供を助けようと男性がイルカに近づく様子も確認できます。 　 海水浴客が近くにあった浮島に急いで避難する、緊迫した様子が撮影されていました。 　 映像を撮影した人： 「いきなりイルカがボンって現れたような感じで来て、浮き輪に乗っているお孫さんがドンって突かれて泣いちゃって、それをすぐ横にいたおじいちゃんが助けに行って…」 　 敦賀海上保安部によりますと、奈良県吉野郡に住む50代の男性が、一緒に来ていた孫に近づいてきたイルカを追い払おうとしたところ、両手の指や手首を咬まれ怪我をしました。男性は渡り船で戻り、敦賀市内の病院で縫合や消毒などの処置を受けたと いうことです。 今シーズン、県内でイルカによるけが人は18人になりました。海上保安部は、イルカを見たらすぐに海から上がり近づかないよう注意を呼びかけています。