歩道に乗り上げ4人はねた疑い1人死亡 運転の女(84)を送検 鹿児島
南日本放送
鹿児島市で今月11日、4人がはねられ1人が死亡、1人が意識不明となっている事故です。過失運転致死傷の疑いで逮捕された84歳の女の身柄が20日、鹿児島地検に送られました。亡くなった男性の同級生からは悲しみの声が聞かれます。 過失運転致死傷の疑いで送検されたのは、鹿児島市下荒田4丁目のクリーニング業・吉﨑順子容疑者(84)です。 鹿児島中央警察署によりますと、吉﨑容疑者は今月11日、鹿児島市下荒田1丁目の交差点を乗用車で右折する際、横断歩道の2人をはねた後、歩道に乗り上げ、夫婦をはねた疑いがもたれています。 横断歩道の2人のうち、鹿児島市の48歳の女性は意識不明の重体、歩道にいた姶良市の今西和隆さん(37)が死亡し、32歳の妻が大けがをしました。 今西さんの知人によりますと、今西さんはこの日、妻を迎えに鹿児島市に来て、2人で食事に向かっていたということです。 (高校の同級生)「面白いキャラクターで、みんなとしゃべれるような人。誰とでも話ができるような人だったからこそ、事故で亡くすには惜しい」 警察によりますと、吉﨑容疑者は入院中の夫の見舞いや仕事で毎日運転していたということで、取り調べに対し、「ブレーキペダルを踏むつもりが、誤ってアクセルペダルを踏んでしまった。大変なことしてしまった」と容疑を認めているということです。 検察は20日付けで「勾留する必要がない」として吉﨑容疑者を釈放しました。警察は今後、現場に立ち会わせるなどし、捜査を進める方針です。
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