「世界一高価なバナナ」、壁に貼られた作品が競売で9億円超 中国の起業家が落札
競売大手サザビーズは、20日に行われたオークションで壁にテープで貼り付けたバナナが620万ドル(約9億6000万円)で落札されたと発表した。イタリア人芸術家マウリツィオ・カテラン氏の「コメディアン」という作品で、中国の仮想通貨(暗号資産)関連の起業家でトロンブロックチェーンの創設者ジャスティン・サン氏が落札した。 当初の予想落札価格は最高150万ドル(約2億3200万円)だったが、7人から入札があり、開始約5分後に520万ドルで落札された。手数料などを含めた最終的な価格が620万ドルとなった。 競売大手サザビーズ担当者 「ここで売るのは、『世界一高価なバナナ』だ。 ジェンさんが520万ドル。インターネットからの入札者はどうだろうか? サザビーズ中国事務所から520万ドル。520万ドルだ。他には? 520万ドルとの声があることをお知らせしておく。 世界を巡った作品が、この会場で競売にかけられる。520万ドルだ。 これで決定だ。この作品はあなたのものだ、おめでとう。 17番のあなた、ありがとうございます。おめでとう」