元セクシー女優が「昼職に転職してからの苦悩」を暴露。“過激な画像”を要求されることも
元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。 ⇒【写真】元セクシー女優で、現在はフリーライターの「たかなし亜妖」
セクシー女優引退後の苦悩
私は元セクシー女優の肩書きを名乗り、ネットに顔を出しながら文章を発表する以上、それなりの覚悟を持っている。しかし、俗にいう“変なヤツ”が寄ってきたり、そういう人たちから「コイツ、闇の世界の住人なのではないか」といった余計な勘違いをされると、たまに笑えない時がある。 セクシー女優から昼職への転職は大変だったし、転職してからも相変わらず困りごとは起きるもの。今回はライター専業になってから4年以上の時が経過した私が、現在の悩み事を書き連ねていきたい。しれっと暴露ネタも織り交ぜているが、そこはまぁ気にしないように。
度重なる「過激な内容の取材」
顔出しライターになってからしばらくして、取材の依頼が増えた。声をかけてもらえるのはありがたいことだけど、実は相当な数を断っている。理由としては、誌面に書いたらアブなさすぎる、過激な内容の依頼が過半数を占めるからだ。 “過激な内容”を挙げるとキリがなく、「有名女優○○さんの悪口とかないですか?」とか、「当時の現場撮影時の隠し撮り写真とかあったら、提供してください」とか……。 あと最近多いのは「パパ活しているセクシー女優のリストとか持ってます? 画像あったらこっちに送ってほしいんですよね」系の話。海外出稼ぎの宿泊先や、向こうの店舗写真を要求するケースも多く、あまり踏み入らない方がいい“危険ゾーンの話”や画像を、メディアは平気で取り扱おうとするのだ。 どこも注目を集めたいので、他媒体がやっていないことに挑戦したい気持ちはわかる。でも要求が過激すぎると応じられないし、「倫理観という言葉をご存じですか」と返したくなってしまうほど。 基本的にこれらの画像を私は持っていないし、たとえフォルダに入っていたとしても簡単に流出はできない。その点を詳しく説明すると、ほとんどの編集部が「え、そんなに流出したらヤバイ話なんですか?」「海外出稼ぎとかパパ活って、本当に黒い世界なんですね」など、コトの重大さを理解していなかったりする。 話の重要性がわかっていないのに、アクセス稼ぎのために記事化するなんて……。すごく失礼な言い方かもしれないけど、そんな人々がニュースを扱う側の人間だなんて恐ろしい。よく考えてから、そしてよく調べてからにしてほしいと、私はいつも依頼メールを開いて溜息をつく。