球団35年ぶりMVPの26歳捕手 33歳で自己最多、NPB記録も樹立…2年連続Aクラスの原動力
昨年出場なしの高部瑛斗が月間MVP、藤原恭大は怪我で出遅れも奮闘
2022年に盗塁王に輝くも、昨季は右肩の怪我の影響で1軍出場なしに終わった高部瑛斗外野手は、7月に自身初の月間MVPに選出された。76試合で打率.300、1本塁打、出塁率.348をマークし、復活を印象づけた。 中村奨吾内野手は規定打席には届かなかったが、三塁手のレギュラーとして120試合に出場。打率は.234と苦しんだ。主に二塁で出場した藤岡裕大内野手は90試合で打率.256、出塁率.354、キャリアハイに並ぶ5本塁打をマークした。 藤原恭大外野手はオープン戦で骨折して出遅れ、6月末に今季初出場。74試合で打率.290、出塁率.364、OPS.749と打撃面でキャリアハイの成績を残した。ブレークした選手がいる一方で、昨季まで1軍で出場を続けていた安田尚憲内野手は55試合、山口航輝外野手は51試合と、打撃不振に苦しみ出場機会を減らした。 茶谷健太内野手、和田康士朗外野手は88試合に出場したが、ともに打率1割台と定位置奪取とはならず。ドラフト1位ルーキーの上田希由翔内野手も21試合で打率.259の出場にとどまった。2020年からの5シーズンで、4度のAクラス入りを果たしているロッテ。来季は2005年以来の優勝をつかみ取れるか。
「パ・リーグ インサイト」東海林諒平