女性に鼻毛が出ていると気づいたときにどうする?「相手に事実を言うべきか、言わないべきか」と迷うシーンで、ひろゆきの“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
女性に鼻毛が出ていることを伝える技術
デート中、付き合って間もない彼女の鼻の穴から力強い存在感を放つ一本の毛が突出しているのを発見。その存在を伝えれば一瞬にして鼻毛は消えるだろうが、彼女の心に計り知れないダメージを与えかねない……。彼女の心にダメージを与えず、うまくその存在を伝える方法はないのか?
言っても険悪になるだけなら「事実」を伝える意味はない
事実を伝えると相手を傷つけることもあります。 例えば家族に大病が見つかったとしたら、本人に事実を伝えるべきか悩むでしょう。そんな大ごとじゃなくても、高い服を着て満足している友人に「実は似合っていないし、周りからダサいと思われているよ」と伝える場合だって悩むと思います。硬軟の差はあれど、言われた人がショックを受けるのは同じだからです。 このように、日常の中では「相手に事実を言うべきか、言わないべきか」と迷うシーンは多々あります。まるで童話の『裸の王様』のような状況ですね。 ただ、この場合、「言うべきかどうか」が大事で、「事実かどうか」はあまり重要ではありません。むしろ、「事実をちゃんと伝えるべき」という妙な大義名分があるせいで、なんか状況がややこしいことになっている気がするのです。 そのうえで、彼女の鼻毛が出ていると気づいたときにどうするか。男同士なら「鼻毛が出ているくらい仕方ないよね」という雰囲気にできますが、女性が相手なら事実をそのまま伝えることに意味などありません。遠回しに言って気づかせることができれば最高です。 例えば「鼻にまつ毛がついているよ?」と言って手鏡を見るように促したり、「顔に口紅か何かがついてるよ? 鏡を見てきたら?」と、トイレに行くように仕向けてみたりする。 ただ、そういう遠回しに言っても伝わらないことがあります。だからといって事実をそのまま伝えると相手が怒りそうなら、もう「教える必要はない」というのが僕の考えです。あとから気づいて「なんで教えてくれなかったの?」とか聞かれても「ごめん、気づかなかった」と言ってごまかせばいいだけですから。