《鞭を竿に持ち替えて》レジェンドジョッキー、柴田善臣が仲間とマダイで真剣勝負
5万人、時には6万人以上が駆けつける週末の競馬場。地鳴りのような大歓声を浴びながら最後の直線を駆け抜ける競走馬に跨る騎手達。そんな晴れ舞台で活躍する彼らだが、レース以外の日常はあまり知られていない。聞けば、馬中心の生活を送る中で、基本的には月曜日のみが休みというルーティンを送っているようだが、そんな貴重な休みを「魚釣り」に費やす騎手がいる。その名は柴田善臣(しばたよしとみ)。2023年10月現在、JRA現役最年長騎手として活躍をし続けるレジェンドだ。 【写真】釣り好きの騎手仲間が競馬場ではなく、港に集結。貴重な一枚だ!
ヨシトミがひとつテンヤマダイ
善臣騎手にオファー後、関東某所でお会いできる事に。番組Pとともに向かうと「最近、釣りやってないんだよね」とまさかの一言。しかし、よくよく伺うと「釣りが好きなのに釣りに行くチャンスがなかなか無い」とのこと。 是非、番組で久しぶりの釣りを楽しんでほしい!と伝えると「競馬界の仲間と共にひとつテンヤマダイを楽しみたい」と快諾いただき、番組化が決定した。
JRA現役最年長 柴田善臣騎手とは?
日本の競馬は大きく「中央競馬」と「地方競馬」に2分される。善臣さんが所属するのは中央競馬、一般にJRAと呼ばれる日本中央競馬会に所属している。1985年に騎手免許を取得後、2023年の今日も最前線で活躍を続ける。 取材時点でG1レース9勝、通算勝利数2323勝。中央競馬の最年長騎手として、いまや勝てば”現役最年長勝利記録”を更新し続けるレジェンドである。その功績が称えられ、2022年には黄綬褒章を授与された。
ファン感涙!元騎手が大集合
「仲間と一緒に釣りを楽しみたい!」という善臣騎手のオーダーを受け、元騎手の大江原哲さん、大江原隆さん兄弟に、東日本(美浦)をベースとする関係者にお声がけいただいた。 結果、大江原兄弟に加え、成田均さんと木幡初広さんが出演してくれる運びとなった。今回参加いただく全員が、かつて競馬場を沸かせた元騎手という構図で、騎手引退後も調教師や調教助手としてファンに愛され続けてきた面々だ。実は皆さん大の釣り好きなのだそう。 それぞれが釣具店でお気に入りのテンヤを買い込み、9月中旬の港に集結した。