【マリーゴールド両国カウントダウン対談vol.2】ジュリアvsCHIAKI~前編~根暗少女がプロレスラーになったワケ。そして待ち受け画面がジュリアの謎【週刊プロレス】
ジュリア右腕骨折。その時、CHIAKIは
ジュリア「私、ビックリしたんだけどさ、見て!(※CHIAKIのスマートフォンの待ち受け画面がジュリアの画像になっている)」 CHIAKI「アハハ!」 ――どういうことなんですか?ジュリアさん推しってことですか? CHIAKI「戒めです」 ――戒め? CHIAKI「新木場終わりのタイミングで変えたんですけど、ある約束をして。両国までに肉体改造をやれと。ジュリアさんは腕を治すから、私は肉体改造をするっていう約束をして」 ジュリア「朝から晩まで、常に私に見張られてるっていうことか(笑)この前その待ち受けに気付いてビックリしたんだよ…!」 ――なるほど!…にしても、強烈ですね(笑) CHIAKI「朝ばっちり目覚められます(笑)」 ジュリア「旗揚げから二戦目の新木場の時だったかな。CHIAKI、いいじゃん!って思ったんだよ。思ったんだけど、同時におなかに目がいっちゃったんです。確かに一緒にゴハン食べに行った時、部活帰りの学生かよっていうぐらい、お茶碗5杯ぐらい食べてて。元気やなぁ、よう食うなって思って」 ――育ち盛り! ジュリア「たくさん練習して、たくさん食べるのは元気な証拠。全然いいんだけど、その分体型も気をつけないとさ。私たち人に腹を見られる商売だから(笑)。既に見た目やオーラはかっこいいから、そこが引き締まるだけでもっとかっこよくなるなって。女子ファンとかもっと増えるだろうなって」 CHIAKI「はい、なのでお腹すいたなぁって時にこれ(ジュリアの待ち受け)を見て」 ――実際、肉体改造には着手してるんですか? CHIAKI「炭水化物を抜いたり。ごはんもお茶碗1杯ぐらいにしてますし」 ジュリア「私もいろんなダイエットとか肉体改造とかやってきたな…十代の頃は70キロ代まで太ってたんだよ。15、6歳ぐらいの時がピークだったかな。その後もダイエットとリバウンドを繰り返した時期がたくさんあって。プロレスラーになって、パーソナル通って、ボディビルダーやアスリートの人からいろいろ教えてもらって。とにかく言えるのは、炭水化物を抜くとソッコーで痩せるせど、筋肉が落ちるしちょっと食ったらリバウンドする。大事なのは何を食べるか、どういう栄養素を取るか」 CHIAKI「まったく気にしてなかったので」 ――ごはんをお茶碗5杯食べれるのもすごいですけどね(笑)。 ジュリア「私も太ってた時ってパスタ1キロとか食べてたよ、リコッタチーズたっぷりの。レストランやってたから賄いとして、自分で作って」 CHIAKI「1キロ食べれたんですか?」 ジュリア「ペロッだよ。毎晩。…今はもう無理だな」 ――両国まであと1カ月です。 ジュリア「体重とか数字よりも、見た目が変わればいいのかなって。技とか動きとかと比べて、一番変化させるのが簡単なのは見た目だから」 CHIAKI「やったります!」 ――1カ月前、石川(奈青)さんともこんな話をして、旗揚げまでにちゃんと仕上げてきましたもんね。 ジュリア「ね。あれを見ると、言った自分も頑張んなきゃな!って思わされるよね。私は今は骨くっつけるために好き勝手食ってるけど。相乗効果!」 ――CHIAKIさんは肉体改造、ジュリアさんは右腕を治すことが至上命令になるわけですね。 CHIAKI「ジュリアさんがケガされた時、リングから降りてきて『折れた…!』って言われたんです。アクトレス時代も含めて、そういうことが一度もなかったのでびっくりしました。でも、その後ジュリアさんは20分以上試合されて。スゲーな、超人だなって思いました。もし自分だったら、(試合を)止めはしないと思うんですけど、あそこまでやれるかなって思いましたね」 ジュリア「やれるさ!」 ――いやいや、あれはそう簡単にできないですよ。 CHIAKI「自分もそう思います」 ――折れた右腕でエルボー打って、メチャクチャ痛がってるのにもう一発エルボー打ち込んでましたよね? ジュリア「アホだよね。そのあと自分で手首をかんでたのよ(笑)」 CHIAKI「違う痛みでごまかすために…」 ジュリア「うん。だけど何やってもイテェ…!って思って」 ――橈骨が折れてるんだから、そりゃ痛いですよ…! ジュリア「マジで痛かった。指の骨とかなら今までも折れたまま試合してたけど、今回はめっちゃ痛かった。だけどね、Sareeeにエルボーで負けたくないって思ったの。ホントに腕なんかどうなってもいいって気持ちで、あの時は」 ――あれを見てジュリアさんは根っからのプロレスラーなんだなと思いました。絶対できないですもん…まぁ僕がリングに上がることはないんですけど。 ジュリア「あはは!」 CHIAKI「あの姿を見れたっていうのはすごい財産というか。その後の新木場(5・26)でボジラ戦だったんです。私も負けられないって。ボジラみたいな規格外の相手の技なんて、いままで一度も受けたことがなかったので」 ジュリア「自分は海外の大きな選手と対戦する経験はあったんだけど、ちょっと別物だったね。ボジラはまだ二十歳で、日本に来る前はまだ20試合ぐらいしかしてないらしくて。お父さんがレスラーだから教え込まれてはいると思うんだけど、まだかなり荒いよね。自分が対戦してきた大型の海外の選手たちはうまい人が多かったから、やっててしんどさと同時に楽しさもあって。ボジラはそういうのとは違って、段々イライラしてきた(笑)。ずーっとリングのなかにいるし、コイツ、タッチとか色々ルールわかってねーだろ!?て思った(苦笑)」 ――いろんな意味で規格外ですよね。 ジュリア「こりゃ大変なシロモノだなって」 ――小川さんもとんでもない選手を連れてきましたよね。 ジュリア「いやまあ、見てる分には面白いと思いますよ。ルールも分からない怪物がリングで好き勝手暴れるんだから。でもな、やるほうの身にもなってみろよって(笑)」 ――180センチ、90キロって男子レスラーですよね(笑)。 ジュリア「そうだよ、男子のヘビー級に交じっててもおかしくないんだよ!」 CHIAKI「こわかったっすね、前夜寝られなかったっす(苦笑)」 ※後編に続く
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