児相に寄せられた虐待情報 警察とリアルタイムで共有 兵庫県で全国2例目の取り組み
児童相談所に寄せられた虐待の情報を、警察とリアルタイムで共有する取り組みが兵庫県で始まりました。こうした取り組みは全国で2例目です。 1日から運用が始まったのは、「児童虐待・情報共有システム」です。 兵庫県が管轄する児童相談所「県こども家庭センター」に寄せられた全ての虐待情報を、専用のシステムを使って県警本部や各警察署と、1時間ごとの更新頻度で共有しリアルタイムで情報を確認することができます。 情報共有自体は去年7月に始まっていましたが、これまでは月1回の情報更新しかありませんでした。 (兵庫県児童家庭課 助野吉郎課長)「子どもたちの命、安全安心を一緒に守っていきたいな。それが我々の使命であると思っている」 (兵庫警察本部少年課 大下泰史課長)「児童相談所の情報を元に一歩踏み込んだ調査ができる、児童の安全に万全を期すことができると期待している」 兵庫県と県警は、政令市で個別に児童相談所を持っている神戸市と明石市にも、システムへの参加を呼びかけています。 この「児童虐待・情報共有システム」の運用開始は埼玉県に次いで全国2例目で、関西では初めてだということです。
ABCテレビ