1車種で最大9件? 2023年に欧州でリコールが多かったモデル 上位17車種
2023年、欧州で5件以上リコールが発生した車種
2023年、欧州市場で販売される46ブランド、249車種について283件のリコールが報告された。車種によっては、複数のリコールを届出たものもある。 【写真】フランス大統領御用達! DSのフラッグシップSUV【DS 7クロスバックを写真で見る】 (35枚) ここでは、欧州のリコール照合サイト「Car-Recalls.eu」のデータを基に、過去1年間で5件以上のリコールが発生した17車種を紹介する。 なお、リコール制度は国や地域によって内容が大きく異なる。ここで紹介するリコールの件数が、車種やブランドの品質に必ずしもつながるものではない。
BMW 2シリーズ - 5件のリコール
2シリーズは昨年、ステアリング、エアバッグ、シートベルトに関する不具合でリコールが発生した。また、2シリーズ・アクティブツアラー(写真)では、側面衝突時にドアが開く可能性があるとして、これを修正するためにリコールとなった。
シトロエン・ベルランゴ - 5件のリコール
ベルランゴは、排ガスの増加につながる可能性のあるソフトウェアエラー、タイヤの誤った装着、ヒューズボックスの不具合、真空ポンプの不具合、エンジン火災の危険性に対処するためにリコールが出された。
DS 3 / DS 3クロスバック - 5件のリコール
排ガスの増加、真空ポンプの故障、燃料漏れ、ショートにつながる可能性のあるソフトウェアエラーに対処するため、リコールを届出。旧型DS 3(2009~2017年モデル)は、エアバッグの不具合の可能性があるためリコール。
オペル・アストラ - 5件のリコール
排ガスの増加につながる可能性のあるソフトウェアエラー、シャーシのボルト締め、シートベルト、サイドドアが適切に閉まらない不具合に対応するためリコールを届出。
プジョー・パートナー - 5件のリコール
パートナーは、兄弟車のシトロエン・ベルランゴと同じリコールに見舞われた。排ガス増加につながる可能性のあるソフトウェアエラー、不適切なタイヤの装着、ヒューズボックスの不具合、真空ポンプの不具合、エンジン火災の危険性に対処するためにリコールが出された。
メルセデス・ベンツCクラス - 6件のリコール
窓ガラスが誤って脱落するおそれ、配線の固定が不適切で火災につながるおそれ、燃料漏れ、フロントバンパーの発泡材が不適切といった問題からリコール。旧型Cクラスについては、接着剤の不適切な使用(2000~2010年モデル)、ステアリングブロックボルト(2010~2017年モデル)がリコールの原因となった。