巨人・坂本勇人、通算2339安打でNPB歴代14位「まだ通過点」
(セ・リーグ、巨人2-0中日、4回戦、2勝2敗、23日、ひたちなか)金字塔への階段をまた一つ登った。巨人・坂本勇人内野手(35)が一回に左前適時打をマーク。通算2339安打とし、〝ミスター赤ヘル〟こと山本浩二氏に並んでNPB歴代14位となった。 【写真】巨人・坂本、プロ17年目で初の三塁守備を華麗にこなし照れ笑い 「まだ通過点なので、積み上げられるように頑張ります」 一回は小笠原の甘く入ったスライダーを捉えて左前へ運び、塁上で軽く2度、手をたたいた。これが決勝点となった。 チームは直近6試合で4得点にとどまり、坂本も試合前の時点で得点圏打率・056(18打数1安打)と苦しんでいた中での先制打。前を打つオコエがレフト前の打球で二塁を陥れる好走塁を見せ「ツーベースで回してくれたので、何とか打ててよかった」と感謝。阿部監督は「坂本が最初に打ってくれたので、チームも勢いづきました」とたたえた。 安打数の歴代13位は巨人で「打撃の神様」と呼ばれた川上哲治氏の2351本。プロ18年目も一本ずつヒットを積み重ねる。(原田優介)