DXTEENが語る、はじまりの僕たち、これからの僕たち
LAPONEの練習生制度である「LAPONE BOYS」から初めて誕生した、6人組グローバルボーイズグループ、DXTEEN。今年の2月にリリースした3RD SINGLE『Snowin’』では、『オリコン週間シングルランキング』で自身初となる1位を獲得。東京、大阪、福岡3都市、全4公演を回るZeppツアー『2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ~START OF THE QUEST~』も大成功させ、着々と実力をつけている。 【ライブ写真を見る】2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ~START OF THE QUEST~ そんな彼らが、記念すべき1ST ALBUM『Quest』を7月17日に発売した。DXTEENがコンセプトに掲げる青春や透明感を感じさせると共に、大人な一面も覗かせる今作は、成長過渡期である6人の姿を瑞々しく描く。 本稿では、初めて経験したワンマンライブツアーや1ST ALBUMにかける思いを語ってもらった(インタビューは、ワンマンライブ大阪公演後に実施)。 ―2024年上半期が終わりましたが、みなさんは2024年の目標って何か決めていましたか。 太一:『2024 DXTEEN 1ST ONE MAN LIVE TOUR ~START OF THE QUEST~』が年を明けてから1番大きな予定だったので、「ワンマンライブを大成功させよう」と話をしていました。 香信:今も、とにかくそれに集中している感じです。 ―ワンマンライブをやると聞いたときは、どのように感じましたか。 健:やはりとてもうれしかったです。ただ、僕たちのワンマンライブがどういうものになるか想像できなかったので、嬉しさだけではなく不安もあり……。でも、NICO(DXTEENのファン呼称)が「おめでとう!」と言ってくれたので、頑張ろうと思えました。やっとワンマンができるんだっていうワクワク感もすごくありましたしね。 ―「やっとだ」という感覚だったんですね。 健:いろいろなイベントに出させていただいてはいるものの、NICOと僕たちだけの空間っていうのは1年前の『DXTEEN DEBUT SINGLE「Brand New Day」SHOWCASE』や『Predebut SP Event「Hello! DXTEEN」』だけだったので。1年越しに僕たちとNICOだけの空間ができるのは、すごく嬉しかったです。 香信:ワンマンが決まっても、最初はなかなか実感がわかなかったんですよ。 波留:実感しきれてない感じだったよね。 香信:なんとなく形が見え始めて「いよいよ始まるんだな」と思えました。 笑太郎:衣装を着てやった通しリハくらいから、実感が沸いてきて。早着替えの練習もしたりとか。 健:通しリハのときには、早着替えが間に合わなくて。終わったあとに「もう1回やってみよう」って練習したときには、成功したんですけど、本番で汗をかいた状態だと脱ぎづらくなるし。 笑太郎:間に合うか心配だったんですけど、大阪公演では無事に間に合ってよかったです。 ―ライブの内容は、どのようにして決まっていったんですか。 健:メンバーとスタッフさん、DXTEENに関わっている全員で作り上げました。 香信:監督さんしかり演出家さんしかり、僕たちの意見を取り入れようとしてくれていたので、自由度は高かったと思います。やりたいことが、各々できたんじゃないかな。 波留:それこそ、やってみたいってずっと話していたユニットやソロパフォーマンスも、ライブに組みこめましたし。新曲とも違うサプライズポイントがあったからこそ、より面白いライブにできたように思います。 ―ユニットやソロは、どのように決めていったんですか。 香信:各々がボーカル、ラップ、ダンスのどのポジションをやりたいか決めて、そこから多少は相談して、個人で作りたいようにやっていきましたね。ダンスの2人(太一・笑太郎)は自分たちで振り付けを作ったり、ラップの3人(健・太一・波留)はそれぞれが作詞をしたり。 波留:できる・できないは置いておいて、自分のやりたいことを言ってみて、できる限り叶えてもらうという進め方が、すごく嬉しかったです。せっかくユニットをやるなら、本当に自分の好きなこと、やりたいことをやるのが1番ですからね。 香信:次に必要だと思ったのは、細かい音のニュアンスなど、言葉で表すことが難しい対象を、しっかり言葉にして伝える能力。これから自分たちの制作にかかわる機会が増えていったら、よりDXTEENらしさは出しやすくなるだろうし。ユニットステージで制作に携わり、多くのスタッフさんと協議をする中で、どれだけイメージしているものを正確に伝えられるかが、よりいい作品を作るうえで大事になってくると思いました。