ボーリング地点で作業する台船＝23日午前11時50分、浦添市の西海岸（小川昌宏撮影）

　米軍那覇港湾施設（那覇軍港）の浦添市移設に向け、沖縄防衛局によるボーリング（掘削）調査が23日午前、始まった。午前10時すぎ、浦添西海岸の予定海域に調査に使うとみられるスパット台船が入った。 【動画あり】浦添西海岸・パルコ前に広がる海

　防衛局は来年11月まで、建設予定地の52所でボーリング調査、92カ所でボーリング調査を補完するためのコーン貫入調査を実施する。 　ボーリング調査を実施するためには、県に対する岩礁破砕の申請と那覇港管理組合に対する占有許可申請の二つの行政手続きが必要とされた。岩礁破砕に関しては県が「水産資源の保護培養への影響が軽微」として2日に了承した。那覇港管理組合は航行上の安全確認が取れたとして、21日に占有許可の協議申請を応諾した。