木梨憲武、29年ぶりの日本武道館公演を行った“とんねるずの今後”を語る。「ラストステージかもしれないし…」
■「少しコレもらったらやるかもしれないですよね(笑)」(木梨憲武) ABEMAのニュース番組『ABEMAエンタメ』が、とんねるずの木梨憲武に独自インタビューを実施。10月30日にリリースした自身3枚目となるアルバム『木梨ソウル』の制作秘話や今後の展望、そして29年ぶりの日本武道館公演を行った“とんねるずの今後”について、木梨が語った。 【動画】木梨憲武インタビュー ABEMAニュースX投稿 ■木梨憲武、豪華アーティストと制作した渾身作を語る!「同じ気持ちでやってくれて、オジさん助かる」 2年4ヵ月ぶりにリリースした3rdアルバム『木梨ソウル』は、ソウルにファンク、R&Bやレゲエなど、幅広いジャンルの全10曲を収録。B’zの松本孝弘や歌手のAI、ヒップホップアーティストのAK-69ら豪華アーティストとともに楽曲を制作し、広い人脈を持つ木梨にしか作れない1枚となった。 木梨は「俺がお願いすると、みんな『はいはい』とか『今度はどういう曲かな』とか言ってくれて、『忙しいから嫌だ』って言った人はひとりもいないですね。みんな優しい」と制作過程を振り返り、「俺はボーカリストだけ。シンガーソングライターなら、自分の意思でメッセージを伝えるから、『これ本当にいいのかな?』『こんな音楽で人に伝わるかな?』とか迷っちゃって、時間がかかるから(笑)。今回の『木梨ソウル』に関しては、みんなが作ってきてくれるから1曲ずつ丁寧に作りました」と語った。 また、アルバムの最後を彩る楽曲『伝えなくちゃ』の制作秘話を披露。木梨は「AIちゃんが最後の仕上げまで全部付き合ってくれて、音のバランスもエンジニアたちと作り上げてくれた。俺がスタジオに行ったら、『ノリが来ると時間がかかるから! しゃべっちゃうから、もう帰って!』って言われて(笑)。妹みたいなAIちゃんをはじめ、そのほかの年下のアーティストたちが全員同じ気持ちでやってくれるから、オジさん助かる(笑)」と、木梨らしい感謝の言葉を口にした。 番組スタッフが「そのアーティストたちとライブも予定している?」と質問すると、木梨は「先にマネージャーさんとか事務所に連絡すると面倒くさいから、直接本人に『この日空いてない? いま手帳見て』と聞いちゃうね。『お金の話は分からないから、ちょっと誰かに聞いてみて』とか言ったり(笑)」と独自の“オファー術”を公開。続けて、「『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』のサッカー企画に出る選手にも、俺が直接電話してる(笑)。ヤット(遠藤保仁)はそれで何年もやっていますから。『その日だけはガンバ大阪の試合に行かないで、家族旅行にも行かないで!』とか電話してます」と打ち明けた。 ■29年ぶりの日本武道館公演が話題、とんねるずの今後とは? 11月8日・9日には、40年以上連れ添った相方の石橋貴明と29年ぶりに日本武道館公演を開催。ファン待望となるステージの本番前に実施した本インタビューでは「俺は行けばいいだけになっていますから。セットリストは本当に見ていないですよ。新曲をやるわけじゃないから、自分の体の中に入っていると思うからね」と裏話を公開。 そして、スタッフが「石橋さんと会うのはいつぶりですか?」と聞くと、木梨は「いやいや、100万年会っていないわけじゃないから(笑)」と笑い飛ばし、「道やお店で会ったら写真を撮るし、『とんねるずのスポーツ王は俺だ!!』の収録でも会っているからね」と説明。そして、今後の“コンビとしての活動”について、「これがラストステージかもしれないし、新しいアルバムが出るのか、ライブやテレビ活動するのか、ABEMAで活動するのか。それはタイミングと話し合いだからね」と語り、「少しコレもらったらやるかもしれないですよね(笑)」とお金を示すジェスチャーをして冗談を飛ばし、笑いを誘った。 さらに、木梨は「これからは体力勝負。元気なうちは何でもやっていこうと思っている」と前のめりな姿勢を見せ、今後挑戦したいことを語る一幕も。木梨は「映画監督をやることは決まっている」と明かし、「いま撮ってるこの動画でもさ、これから会社に戻って『ここいらねぇな』『同じこと言ってるから切っちゃえ!』ってやるんでしょ? それをやりたいのよ!」とハツラツとした笑顔を見せ、「北野武さんが映画監督も出る側も全部やるように、俺が作品を作ったらどうなるのかな?って思う。やったことないことはいっぱいあるので、やってみたい」と意気込んだ。 この模様は、現在もABEMAにて全編無料配信中。 (C)AbemaTV,Inc. リリース情報 2024.10.30 ON SALE ALBUM『木梨ソウル』
THE FIRST TIMES編集部