関学大 アメフト部員の大麻使用を否定 尿検査で陰性 日本協会の処分を受け会見
日本アメリカンフットボール協会は、関西学院大学に所属する選手1人が、U20日本代表のカナダ遠征中に大麻成分が含まれる物質を所持・使用したとして、代表資格の無期限停止処分にしたと発表しました。 また、同じカナダ遠征に参加していた別の関学大の選手4人も「その他の規律違反があった」として、代表資格1~2年の停止などの処分を下しました。 この処分を受けて関西学院大学は30日夕方、記者会見を開いて経緯を説明しました。 大学によりますと選手らが帰国した翌日の7月3日、「選手5人が大麻を使用したのではないか」との複数の情報提供が大学側にありました。 大学が5日に選手5人の尿検査を実施したところ、全員陰性の反応が出たため、大学は「カナダでの大麻使用はなかった」と判断しました。 一方で、同様の情報提供を受けた協会は、選手5人の毛髪検査を要請し、4人が受検して陰性が確認されました。 1人は「証拠もない噂を立てられ無断で部屋や荷物を調べられた」ことを理由に検査を拒否し、代表資格の無期限停止処分とされたということです。 大学はこの選手について、処分理由の大麻の「使用」を否定していますが、毛髪検査を受けなかったこと自体が重大な問題だとして、無期限活動停止処分にしています。 残る4人の選手も現在活動を停止していますが、関西学院大学はアメフト部全体の活動休止は予定していないということです。
ABCテレビ