「招集はなかなかできていませんでしたが…」森保監督、古橋亨梧の約1年ぶり日本代表復帰を語る
日本代表を率いる森保一監督が、セルティックFW古橋亨梧の招集理由を語った。 11月の2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(3次予選)で15日にインドネシア代表、19日に中国代表とのアウェイ戦を予定している日本。招集メンバー発表が、7日に行われた。 2026年W杯アジア最終予選(3次予選) 試合日程・結果・順位表 多くが久保建英や三笘薫ら引き続きの招集となった中、セルティックで今季ここまで公式戦15試合6ゴールと好調を保つ古橋が、2023年10月以来約1年ぶりの復帰を果たした。 古橋の招集について、発表会見に出席した森保監督は「代表への招集はなかなかできていませんでしたが、彼のプレーは常にできる限りスタッフが現地で見て、毎試合映像を通して確認はしてきている」と注視していたことを強調した。 今回の活動では森保ジャパンでセンターフォワードの主力を務めていたフェイエノールトFW上田綺世が、負傷のために呼ぶことができず。代役として古橋が指名されたとの考えもあるが、森保監督はそのことを否定している。 「私が言うまでもなく彼がここまでセルティック、ヨーロッパで結果を残してきている、チームを勝たせる、存在感のあるプレーをしていることで選出しました。ケガの上田の代わりということも考えられるかもしれませんが、代わりではなく、今回選ぶべき選手として選んでいます」 特に「ゴール前でピンポイントで合わせてゴールを奪い切る、仕留めることができる選手」として、「そこのゴール前の良さを出してもらえるように、本人にも思い切ってプレーしてほしい」との思いも口に。とはいえ、トータルでの貢献への期待も語った。 「ゴール前で向かっていく仕事ではなく、今のセルティックでは中盤の起点となって、その後もう一度ゴールに侵入していくというところは求められてプレーしているのを見ています。そしてチームの起点、前線からの守備というところは、今セルティックでやっていることをそのまま出してもらえればと思いますし、生かせるようにチームとして準備したいと思います」 2019年の初招集以降、代表チームで21試合に出場して5ゴールを記録しているものの、なかなか定着することができていない古橋。今回のアウェイでの連戦で目に見える結果を残し、改めて実力をアピールすることはできるのだろうか。