パラマウントのオーナー買収、ブロンフマン氏とベインが関心-関係者
(ブルームバーグ): ワーナー・ミュージック・グループ会長も務めたメディア企業の経営幹部エドガー・ブロンフマン・ジュニア氏と米プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社ベインキャピタルが、米パラマウント・グローバルのオーナー企業買収に関心を持っている。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。
非公開情報を理由に関係者が匿名で語ったところでは、パラマウントのオーナー企業であるナショナル・アミューズメンツに対し、20億ドル(約3100億円)余りの買収額提示が検討されている。最終決定には至っておらず、ブロンフマン氏とベインキャピタルが合意を追求しない選択もあり得るという。
パラマウントとベインキャピタル、ナショナル・アミューズメンツの担当者、ブロンフマン氏が共同で創業したベンチャーキャピタルの広報担当はいずれもコメントを控えた。
デービッド・エリソン氏率いる米独立系映画製作会社スカイダンス・メディアとパラマウントとの合併交渉が進められる中で、ブロンフマン氏とベインキャピタルの関心が明らかになった。パラマウントの取締役で構成する特別委員会は、スカイダンス側の最新提案を支持している。
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原題:Bronfman, Bain Are Said to Weigh Deal for Paramount’s Parent(抜粋)
--取材協力:Ryan Gould、Michael Hytha.
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Christopher Palmeri, Hannah Miller