吉田輝星

7月21日にほっともっとフィールド神戸で行われたオリックス・バファローズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦で、母校を6年ぶりの甲子園出場に導いた弟に負けじと好投と見せたオリックス・吉田輝星の投球が、野球ファンの間で注目を集めている。 【映像】吉田輝星の“奪三振シーン” 3-8、オリックスが5点ビハインドで迎えた4回表・楽天の攻撃。2番手・才木海翔に代わり、この回からマウンドに上った吉田は、この回先頭の3番・辰己涼介にいきなり四球を出すものの、続く4番・浅村栄斗はフルカウントから投じた外のスライダーを引っ掛けさせてショートゴロに。5番・鈴木大地にはライト前へと運ばれて1死一、三塁と、再びピンチを招くものの、続く6番・フランコをサードゴロダブルプレーに打ち取り、この回を無失点で切り抜けることとなった。 すると、吉田は続く5回も、先頭の7番・阿部寿樹に対し、切れ味鋭いフォークとスライダーで追い込むと、カウント1-2からの5球目、真ん中外寄り、低めのボールゾーンへと沈むフォークで空振り三振に。すると、続く8番・小深田大翔へは、2球でカウント1-2と追い込んだ上で、フォークを打たせてセカンドゴロ。これで2死とすると、9番・太田光に対しては、カウント1-2からの4球目、内角低めのチェンジアップで空振り三振に。波に乗る楽天打線相手に、不用意に点を与えず、キッチリと自らの役目を終えてマウンドを降りることとなった。 なおこの日は、吉田の弟・大輝（秋田県立金足農業高等学校）が、秋田県大会決勝で154球の完投を見せ甲子園への切符を手に入れることとなったが、金足農が甲子園出場を果たすのは、兄である吉田輝星が出場して以来のこと。そうしたこともあって、ネット上の野球ファンからは「吉田兄弟がエースの代に甲子園出場ってすごいな」「漫画かよってくらい主人公感が凄すぎて泣ける」「オリックスにいるから甲子園も見に行きやすくていい」「宗のファインプレーはあったけどしっかり無失点に抑えたのはカッコよすぎ」「このチェンジアップが効いてきたら、輝星、マジで強くなりそう」「当たり前のように変化球で三振奪えるようになったのが嬉しい」「兄弟揃って金足農業のエースってホンマに凄いよな」「2人ともようやった！金足農業甲子園おめでとう　吉田兄弟は夏が似合う」「兄弟揃ってすごいです！甲子園で金足農旋風を」「輝く星と大きく輝く兄弟、またあの金農旋風が見たい！」といった様々な反響が寄せられている。 （ABEMA『バズ！パ・リーグ』）