ソフトバンク津森宥紀、2軍戦で満塁弾浴びる「腕を振り切れていない」 松山2軍監督「わざと難しい状況で投げさせたけど、コテンパンに」
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク0―6広島(8日、タマスタ筑後) ソフトバンクの津森宥紀投手(26)が、2番手で登板し満塁本塁打を浴びた。 ■2軍戦で満塁ホームランを浴びる津森【動画】 8回1死一、二塁でマウンドへ。広島の田村俊介に真っすぐを右前打とされて満塁に。続く林晃汰に148キロの真っすぐをバックスクリーンに運ばれた。「(田村に)打たれて林をしっかり抑えようと思ったけど、カウントが不利になって、ストライク取りにいってしまった。映像を見たら、腕を振り切れてなくて、コースに入れにいった感じだった」と振り返った。 8月28日のオリックス戦(長崎)。1点リードの7回1死満塁に2番手で登板し、3者連続の押し出し四死球を与えて逆転を許した。翌29日に出場選手登録を抹消された。 2軍で3試合目の登板のこの日は、1軍の登板を想定してピンチの場面でマウンドに上がる予定だったという。松山秀明2軍監督は「あそこで彼がどういう投球をするかというのもあったので、わざと難しい状況の中で投げさせたけど、コテンパンにやられた」と語った。 その上で「真っすぐの力が感じなかったというか。彼の生命線なので(打者に)分かっていても、投げ切って打ち取れるぐらいにならないと。仕留められるようでは苦しいのかな。もうちょっと勢い、キレ、強さは必要かな」とも口にした。 津森は「(腕を)振っている自分はいるけれど、映像を見たら小さくなっていた。そういうのを改善というか、がむしゃらに投げている、自分の力強い球にしたい」と強調。1軍で必要不可欠な右腕の模索が続く。(浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
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