広島や山口でも道路沿い土地所有者の名前を誤掲載 中国整備局、550人に謝罪へ 全国道路基盤地図等データベース
中国地方整備局は、道路情報をインターネット上で公開する「全国道路基盤地図等データベース」に中国地方の道路沿いの土地所有者550人の名前を誤って掲載していたと発表した。現在はデータベースの公開を停止しており、所有者には個別に謝罪する。 整備局によると、紙の道路台帳を基に作成していたが、一部の所有者の名字と名前を削除せずに転載していた。事務所別の内訳は山口河川国道管内が498人と最多。岡山国道21人▽三次河川国道10人▽松江国道9人▽広島国道、倉吉河川国道各5人▽鳥取河川国道2人―だった。 データベースは国土交通省が5月31日に公開を開始。直轄国道や高速道路の幅員などをまとめている。10月上旬に東北地方整備局で名前の誤掲載が発覚し、国が全国で調査していた。中国地方整備局は「個人情報の適正な管理を徹底し、再発防止を図る」としている。
中国新聞社