山下達郎、『グランメゾン・パリ』チアリング・ソングを書き下ろし 楽曲入り予告編も公開
山下達郎が、12月30日に公開される木村拓哉主演映画『グランメゾン・パリ』にチアリング・ソングを書き下ろした。 【写真】『グランメゾン・パリ』メインビジュアル 本作は、2019年にTBS日曜劇場枠で放送されたドラマ『グランメゾン東京』の劇場版。ドラマでは、木村演じる、パリで二つ星を獲得した店と仲間をすべて失ってしまったフランス料理のシェフ・尾花が、鈴木京香演じる女性シェフ・倫子と出会い、もう一度シェフとして生き直し、周囲と衝突しながらも日本で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿が描かれた。 映画版となる本作では、フランス料理の本場・パリを舞台に、尾花たちが三つ星に挑む。また、本作のもう一つの主役とも言える料理監修には、2020年、実際にアジア人初となるフランスの三つ星を獲得した「Restaurant KEI」の小林圭シェフが名を連ねている。 ドラマ『グランメゾン東京』では、主題歌「RECIPE」を書き下ろし、木村主演ドラマとは16年ぶりのタッグを組んだ山下。最新楽曲「Santé」は、本作のプロモーションのためだけに特別に書き下ろされた。 フランス語で「乾杯」を意味するタイトルがつけられた「Santé」について、伊與田英徳プロデューサーは、「新たにグランメゾンの仲間がパリで三つ星を目指すには、山下達郎さんの曲なくしては成しえないと思いまして、思い切ってお願いしました」とコメントを寄せた。 あわせて「Santé」を使用した90秒の予告編も公開。映像には、フレンチのミシュラン三つ星店がひしめき合うフランスで、アジア人初となるフランス料理の“三つ星”獲得に挑む尾花率いるグランメゾン・パリの新しいチームが映し出される。立ちはだかる世界の壁を前に、日々やるせない思いを感じていた尾花は、ついにかつての師からも「フランスから出ていってくれ」と言われてしまう。 三つ星を獲らなければ店がなくなってしまう焦りから、チームとの衝突を繰り返す尾花を見て、これまで共に挑戦を続けてきた倫子(鈴木京香)までもが「もうこの店を辞める」と伝える。何を背負い、なぜ世界と闘うのか。燃えさかる炎が尾花とユアンを包む場面からは、“料理に命を賭ける”グランメゾン・パリのチームにこれまでにない危機が迫ることを予感させる。 パリの三つ星シェフである“怪物”たちに一人では太刀打ちできないと気づき、「力を貸してほしい」とチームに頭を下げる尾花。グランメゾン・パリのチーム一人ひとりが「三つ星の扉を全員の力でこじ開ける」という強い信念を持ち、再びひとつになっていく絆と情熱が感じられる予告映像となっている。 ラストには、大きな力で思いっきりハイタッチする倫子と、力強さに顔をしかめる尾花といった、ドラマのときから変わらない2人の関係性を感じる一コマと、並んで頬杖をついてうたた寝をするカットで締めくくられる。 ■コメント ・山下達郎 尾花夏樹、そして木村拓哉さんへの応援歌。最小限の音数に、無限の気持ちを込めて。 山下達郎 ・伊與田英徳(プロデューサー) 連ドラの“グランメゾン東京”の時には、主題歌「RECIPE(レシピ)」によって、尾花を中心とした仲間が三つ星を目指していく素敵な世界観を作っていただきました。そしてパリに向けて、新たにグランメゾンの仲間がパリで三つ星を目指すには、山下達郎さんの曲なくしては成しえないと思いまして、思い切ってお願いしました。新曲の「Santé」を聞いたとき、フレンチの本場・パリで、尾花が、倫子や京野、相沢たちだけでなくユアンや小暮といった新たな仲間たちと一緒にパリで鼓舞する様子にぴったりとマッチしていて、とても素敵な気持ちになりました。この映画を見ていただいた世界中の皆さんと一緒に“Santé”できたらいいなと思っています。
リアルサウンド編集部