黒羽麻璃央、革靴が似合う「日本シューズベストドレッサー賞」を受賞 「いい男になりました」と梅沢富美男も太鼓判
俳優の黒羽麻璃央さんが、その年もっとも日本の革靴が似合う著名人を選出する「第17回日本シューズベストドレッサー賞」の男性部門を受賞。2024年11月16日に玉姫稲荷神社(東京都台東区)で行われた授賞式に、女性部門のマーシュ彩さん、シニア部門の梅沢富美男さんとともに出席した。 白いミュールをデザインしたマーシュ彩さん 同賞は今年で50回目を数える「靴のめぐみ祭り市」の実行委員会が制定しているもので、日本の革靴を美しく履きこなす著名人に贈られる。各部門の受賞者は、自身が希望するデザインを靴職人が手掛けた世界に一つだけのオーダーシューズを持って登壇した。 トークセッションにて、普段は「なるべく長時間歩いても疲れない」履き心地のいい靴を愛用していると話す黒羽さん。今回作られた革靴にはソールを少し厚くする希望を出していて、「それこそ雨の日とかでも滑りにくいと言いますか、とにかく歩けるシューズをデザインさせていただき、(靴職人の)皆さんの技術で作っていただきました」と感謝を述べる。さらに革靴でありながらかかとの部分を踏んでサンダルにもなる2WAY仕様で、「夏場などでもちょっとした移動でも踏んで、それこそ近くのコンビニに行く時にも一か所オシャレしていける」とデザインのポイントを語った。 また、黒羽さんは「黒羽家に生まれてくる子どもたちは、お宮参りの際は梅沢さんからいただいた服を着て参加するというのが代々受け継がれていて」と、シニア部門を受賞した梅沢さんとの意外な縁を明かす。 梅沢さんは服が受け継がれている理由が「いい男になるように」という願いからだと話し、「ありがとうございます!」と感激する黒羽さんに向けて「その通りになりました」と顔をほころばせた。 授賞式後の囲み取材では、受賞者それぞれにオーダーシューズで一番行きたいところが質問された。黒羽さんは「いい靴はいい場所に連れていってくれるという言葉がありますから」と、贅沢する時にこの靴を履きたいと話す。 大きなリボンが際立つミュールをデザインしたマーシュ彩さんは、「ちょっとカジュアルな服装で、この綺麗めなリボンミュールと合わせたいなと思います」と毎年出かけている家族とのクリスマスの食事に履いていきたいと言い、ぴったりと足にフィットしたスニーカーを仕上げた梅沢さんは「旅行に行きたいですね。このスニーカーを履いて、ちょっとオシャレな旅をしてみたいですね」と願望を明かした。 第17回日本シューズベストドレッサー賞の授賞式ではこのほか、若き靴デザイナーが手作りの作品で競うクラフトマン部門の表彰式も行われた。また、別名を“くつの神社”とも呼ばれる会場の玉姫稲荷神社では、業界最大級の靴フェアや古い靴の供養などを行う靴のめぐみ祭り市も開催され、多くの来場者で賑わっていた。