親のエゴ? かわいそう? 伝えたい「小学校受験の5つのメリット」
4.脳の「黄金期」(6歳までに脳は9割作られる)を有効活用
小学校受験に向けて準備をする子どもたちの年齢は、およそ3歳~6歳。この時期に受験で必要となる力を育てることは、脳の発達を促すことにも大いにつながっていると言えます。 脳は、その「重さの変化」に着目したとき、6歳までの間に爆発的に大きくなると言われています。 生まれたばかりの赤ちゃんの脳の重さは約350グラムですが、6歳になる頃には約1,300グラムにまで大きくなり、大人の脳の重さの9割ほどとなり、これ以降、脳の重さはほとんど変わらないわけです。このことから、脳の発達においては6歳までが特に大事な時期だと言うことができるのではないでしょうか。 幼児期の脳は、たった1ヵ月で大人の10年分の発達をすると言われています。「話す・聴く」という受け答えをすること、話を集中して聴き、内容をある程度覚えること、身体を動かして遊ぶこと、紙を折ったりハサミで切ったりして手先を使うこと…。受験に向けて練習するこれらの経験が、まさに脳の成長を育んでいます。この「脳の黄金期」ともいえる時期に、適切な働きかけをすることで、脳の発達をしっかり促すことができるのです。
5.受験によって子どもの力を最大限に引き出し、未来につなげるチャンス
受験は、お子さんの持つ力をぐんぐんと引き出す絶好の機会。素直で一生懸命。これからいろいろな経験をするとともに、可能性が無限大のこの時期。受験に備えるすべてのことが、お子さんの成長に密接にかかわっているのです。 そう考えると、受験にはもちろん結果がついてきますが、この経験は、何にも代えがたい貴重なもの。ここでじっくりお子さんに向き合うことができた親御さんは、お子さんの力を最大限に引き出し、親子で宝物のような時間を過ごすことができたと言えるのではないでしょうか。
なごみゆかり