親のエゴ? かわいそう? 伝えたい「小学校受験の5つのメリット」
2.教育の質が高く教育熱心な先生が多い
次は教師の話です。公立の先生が熱心でないということでは決してありません。私立の教師は、その学校の出身者か、学校の教育方針に賛同した教師が就職していることが多いので、「自分の惚れ込んだ教育方針をさらに子どもたちにしっかりと浸透させていきたい」と尽力します。国立の先生も、自分の研究を通し、子どもたちの力を最大限伸ばしたいと考える、教育熱心な先生ばかりです。 学習も生活指導も学校行事も、すべてが「学校の望む子どもに近づけるために」という意図の元、作られています。しかも、私立校は、専科制が充実しているので、担任でも、国語と算数のみを教えて、あとの教科は全て専科の教師が教えることが多いです。そのため、高い専門性を持った教師が、複数の目線、複数のアプローチでお子さんの力を引き出し、伸ばしていく体制ができています。 学校内でも、教科に分かれて毎月さまざまな工夫を凝らして、お子さんの力を高めていこうとします。実は、私立は、退勤時刻を過ぎても、遅くまで授業やクラス運営のことを考える教師や、学校行事が多いため、分担する係の仕事を複数掛け持って計画・実行している教師が多かったりします。 熱心な先生がとても多いのです。
3.受験に挑戦することによって親子で人間力(知力・運動力・コミュニケーション力)が高まる
この人間力(人間としての力)を幼児期につけられるということは、親子ともに今後の人生において、大いに励みになることだと思います。 学校側が求める子ども像は、もちろん各学校によって少しずつ異なりますが、広く言うとこの力を持った子どもであると言えます。全部完璧じゃなくていい。うまくいかないときにかんたんにあきらめずに、工夫しながら、乗り越えられるまで努力を続けられる子どもなのか、そこを受験で見せていただくわけです。ご家庭でそんな力を持つお子さんに育てることは決してマイナスにはならない。プラスだらけだと思うのです。 今後のお子さんにとってもその力は財産となりますし、親御さんにとっても、幼児期にお子さんの力をしっかりと引き出させる経験をすることで、親御さん自身にもお子さんを見守る力・励ます力・信じる力が備わり、よいことだらけです。小学校受験をするメリットは無数にあります。