「早く投げてや」祖母の思いに応えられるか!?ウエスタンリーグ9勝 竜希望の星・松木平優太
落合コーチと取り組んだ反復練習
悲願の支配下登録へ。 4年目となった今シーズン、松木平投手は躍動した。開幕から2軍で先発ローテーションを守り続け、自身初となる初完封勝利も記録している。その裏には落合2軍投手兼育成コーチと取り組んだ基本動作の反復練習があった。その結果、安定性が増し、無駄のないフォームを身に着けることができた。 落合コーチ「とにかく数をこなして、勝手に体が動くくらいまでやらせています。相当キツイことを松木平に関しては(練習を)やりながら、試合にも出ているので、本当にここまで頑張っているなと。これを1年間しっかりやって身に付けば大丈夫かなと思っています」 そしてドラフト同期で同学年、高橋宏斗投手(※「高」は「はしごだか」)の存在からもおおいに刺激を受けている。 松木平投手「今は雲の上のような存在。ずっと良い状態をキープして成績を残しているのですごいなと思います」 だが負けず嫌いの顔を見せる。 松木平投手「すごいなで終わったら、僕も負けてばかり。"必ず宏斗を超える"っていう意味でも良いライバルだなと思います」 ライバルだと口にした同級生。しかしプライベートではサウナや食事に出かけている大の仲良しである2人。笑いが絶えない会話にリラックスさせてもらっていると松木平投手は話す。高橋投手も松木平投手のハードワークぶりには一目置いているようだ。 高橋投手「たぶんドラゴンズの中でも1、2を争うような練習量をこなしています。決めたことは必ずやり抜く、そういうやつだと思っています。1軍の舞台でお互いが活躍できるようにしたいですね」
今に見とけよ
登録期限は7月末。松木平投手の人生をかけたひと月が始まった。 松木平投手「期限が残り少ないので、諦めずに最後まで全力でやって、この好調を切らさずに良い結果を出し続けて支配下登録を勝ち取りたいなと思います」 最後に本音を口にした松木平投手。好投を続け、結果を残しても他の選手に先を越された支配下登録。それは痛いほど共感できる言葉だった。 松木平投手「結果を出し続けていて、正直悔しい思いしかなくて。必ずここで投げたら抑えることができる強い気持ちもあります。"今に見とけよ"っていう感じです」 それは誰よりも活躍を願う祖母のために。そして天国から応援してくれる母親と祖父のために。思いよ届け!と言わんばかりに固い決意を口にした。松木平という名を世界中に轟かせるために、これからも右腕を振り続ける。 吉報よ、届け!松木平! がんばれドラゴンズ! 燃えよドラゴンズ! 竹内 茂喜
CBCテレビ