ろうそくの光 棚田照らす 松崎「石部の灯り」
松崎町の石部棚田をろうそくの光で照らす「石部の灯(あか)り」(石部棚田振興協議会主催)が25日、始まった。田んぼのあぜに等間隔で設置されたろうそく約1000本に火がともり、幻想的な雰囲気に包まれている。26日まで。 日が沈んで辺りが暗くなると、ろうそくの揺らめく炎が田んぼの輪郭を浮かび上がらせた。来場者は眼下に広がる駿河湾や周辺の山々のシルエットと共演する棚田の光景を楽しんだ。 かつて火を燃やして海を行き交う船の目印としていた石部地区の風習にちなんで2012年に始まった企画。町内外のボランティアや町職員がろうそくを並べ、火を付けた。 町によると、26日は午後5時に点火し、午後9時ごろまで楽しめる。
静岡新聞社