インフルエンザが猛威 3週連続で警報レベル 感染力が強い遺伝子検出【長崎】
県内でもインフルエンザの流行が止まりません。 1医療機関当たりの報告数は45.60で3週続けて警報レベルです。 県感染症情報センターによりますと、12月30日から1月5日までのインフルエンザの報告数は前の週より2567人少ない3192人でした。 1医療機関当たりの報告数は45.60で、現行の調査が始まった1999年以降最多となった前の週の82.27は下回りましたが、3週続けて警報レベルです。 年代別では10歳未満が26パーセント、10代が15パーセントを占めていて、新学期を迎えて学校での感染拡大が懸念されています。 今シーズンの患者からは全国で9割以上を占めるA/H1pdm09の遺伝子が検出されています。 この型は2009年にパンデミックを引き起こしていて、感染力が強いのが特徴です。 県感染症情報センターは、手洗いやマスクの着用など基本的な感染対策を呼びかけています。 またインフルエンザの流行は医療機関にとっても深刻な問題です。 県保険医協会はタミフルなどの治療薬が入荷できないなど、事態が悪化しているとして、10日 県に対し安定供給を求める緊急要請書を提出しました。
テレビ長崎