朝倉海、前田日明から説教「フライ級は反対なんだよ」それに海が返すと「体重落とす必要ない」バッサリ
12月8日『UFC310』で、UFCフライ級王者アレシャンドレ・ パントージャに、2R 一本負けした朝倉海(日本/JAPAN TOP TEAM)が12日、YouTube『前田日明さんに呼び出されて叱られました…』を公開。 師匠・前田は一貫して「フライ級は反対」と階級を下げることに反対、海は「今後は上げてゆく予定はある」としながらも、即座の階級変更は明言しなかった。 【フォト・動画】朝倉海、フライ級のバキバキボディ!バンタム級との比較も 海が前田の事務所に呼び出されると、挨拶もそこそこに前田が試合について触れ「自滅しすぎ」「めちゃくちゃ腰が高い」「(試合)間に1年間あいちゃったから」と早速”お叱り”を開始。 中でも前田は「普段の階級じゃない、一個下の階級」で戦ったことに不満を述べる。 海は「身体が軽くて、フワフワした感じはあったが、動きが悪かったとかは無かった」と調子は良かったと答えるも、前田は「俺ははっきり言ってフライ級は反対」だと言う。 理由は「減量するのにめちゃめちゃ無理がかかる。練習でも空腹とか辛いストレスを抱える。それが試合直前に全部解放されても、感覚のズレが出来るんだよ」と試合前の減量時と、回復した試合当日では動きの感覚が違ってしまうとのこと。 続けて「まだまだ伸び代があるけど、フライ級で出ようと思ったら、それが全然生きない」と海のポテンシャルに階級が合っていないと言う。 これに海は「バンタムに行くと、もっと大きくしないといけない。海外のコーチや選手に聞くと、”今の身体はフライの身体。バンタムに上げたいなら、もう少し時間かけて筋肉や体重を増やして、そこから水抜きしないと”と言われた」と国際標準のバンタム仕様の身体ではないと説明する。 しかし前田は「それは普通の才能の選手に言うこと。お前たち2人の才能と全然違う」「筋繊維から違う」「体重落とす必要ない」と、一般的な理論は朝倉兄弟には当てはまらないとバッサリ切った。 そして「フライ級はもういいよ。『あいつあんな負け方して、上の階級なんか行ったらもっと無様になるよ』って言われる中で、バチって倒したら皆『ああ~!』『やっぱりあの時はあれだったんだな』で終わりだよ」とバンタム級の勝利で、今回の敗北を払拭すればよいとした。 次の試合について階級を聞かれた海は「そこも一回考え直して」「今後は上げてゆく予定はある」としながら、明言はせず。 また海は、今回の負けについてファンやアンチの声についても「駆け上がって、次やる時証明すればいいかな」と今は雌伏も、次戦での復活を期した。 この動画や、前田のYouTubeでの海との対談『UFCタイトルマッチを終えた朝倉海と。』では、他にも前田ならではの敗因分析や、多くのアドバイス、励ましを海に投げかけている。