総裁候補10人「自民の活性化につながれば」 産経新聞・阿比留論説委員が講演 名古屋「正論」懇話会
名古屋「正論」懇話会の第56回講演会が25日、名古屋市の名古屋マリオットアソシアホテルで開かれ、産経新聞の阿比留瑠比論説委員兼政治部編集委員が「転換期を迎えた永田町政治」と題して講演した。 阿比留氏は、岸田文雄首相のこれまでを振り返り、防衛費増額、反撃能力の保有、原発処理水の海洋放出などを評価し、「功罪ともにある」と話した。その上で、「自分の任期中にやると繰り返し述べた憲法改正と、皇位の安定的継承のための方策づくりをやり残して延長せず今国会を閉じた。どこまで本気だったのか」と疑問を呈した。 また、9月の自民党総裁選には若手を含め10人もの総裁候補の名前が挙がっていると指摘し、「近年活気が感じられなかった自民党の活性化につながればいい。今の自民党は上意下達的でおとなしすぎる」と語った。