＜東京ドラマアウォード2024＞主演男優賞を受賞する草なぎ剛（撮影・会津　智海）

　俳優の草なぎ剛（50）が28日、都内で行われた世界水準で海外に売れる可能性が高い優秀なテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2024」の授賞式に出席し、個人賞として主演男優賞を受賞した。 　受賞した草なぎはNHK「デフ・ヴォイス　法廷の手話通訳士」で耳が聞こえない両親をもつコーダであることに複雑な感情を抱えながら生きてきた手話通訳士の主人公・荒井尚人を演じた。 　登壇した草なぎは「僕もドラマっ子なんで（司会の）三谷幸喜さんの作品をたくさん見てきましたし、昔一緒に仕事をした方も会場にたくさんいて、僕はテレビドラマで育てられました。人間の大事な気持ちがテレビドラマのセリフの中に散りばめられていて、とても感動するというか、そんな気持ちでずっとやってきて…」とトロフィーを手にあふれんばかりの“ドラマ愛”を告白。 　続けて「テレビドラマ、本当に大好きです。舞台や映画も素敵なんですけど、テレビドラマならではの力というか…そういうものが頭から離れない。そんな気持ちです」と受賞した喜びをありのままに語った。 　同作は作品賞の単発ドラマ部門でグランプリを受賞した。 　主演女優賞には「燕は戻ってこない」の石橋静河が輝いた。助演男優賞は「アンメット」の若葉竜也、助演女優賞は「燕は戻ってこない」の内田有紀。「不適切にもほどがある！」から脚本賞に宮藤官九郎氏、演出賞に金子文紀氏が選ばれた。