リングで任命!女子プロレス神取忍さん、井上貴子さん、清水町ふるさと大使に 「還暦祭」で農業取り組み紹介
清水町は18日、同町で地域貢献活動として農業に取り組んでいる女子プロレスラーの神取忍さん(60)と井上貴子さん(55)をふるさと大使に任命した。東京ドームシティホールで同日開かれた神取さんの還暦祝いイベント「還暦祭」で、関義弘町長が委嘱状を手渡し、神取さんの発信力に期待感を示した。 【ネット限定・写真特集】神取さんの「還暦祭」 ダンプ松本さん、アジャコングさん、氣志團の綾小路さんらも登場 神取さんは、町内を流れる柿田川の水の美しさに引かれて「自分の田んぼを清水町に持ち、米作りをしたい」と昨年から活動を始めた。今春には同町玉川に「カンドリーファーム」という畑を作り、サツマイモなどを育てている。将来的には名前にちなんだ米「神取米」の完成をめざし、「子ども食堂などに寄贈したい」と語っている。 大勢のプロレスファンで埋め尽くされた還暦祭の会場で、神取さんの町での取り組みを紹介。関町長がリングに上がり、委任状を神取さんと井上さんに贈呈した。「柿田川の水」1年分や、神取さんの還暦を祝う花束も贈った。ふるさと大使は全国的な町のイメージアップを目指して2010年に始まり、2人の着任で大使は計7人になった。任期は4年。 還暦祭には、女子プロレスの一時代を担ったダンプ松本さんやアジャコングさんが参戦。リング場外にも及ぶ激しい戦いを繰り広げ、会場は熱気に包まれた。ふるさと大使として〝初戦〟となった神取さんも堀田祐美子さんらと対戦した。歌手や俳優として活躍する嶋大輔さんや「氣志團」の綾小路翔さんら親交がある人たちも歌で盛り上げた。
静岡新聞社