中秋の名月・近畿各地で月浮かび「お月さん見えた」の声
中秋の名月・近畿各地で月浮かび「お月さん見えた」の声 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
4日は「中秋の名月」。同日夕、大阪管区気象台に天気を問い合わせた際に「晴れており、風もそこそこ吹いているため、見えやすいのでは」と答えていたが、その言葉通り、晴天に恵まれ、各地で月をみることができた。 雲の間からようやく姿を見せた「中秋の名月」 今日はまだ満月ではない?
大阪市北区梅田周辺で、筆者が空に向かってカメラを構えると、通行人から「あぁ、そうか」という声がちらほら聞こえ、携帯電話のカメラで撮影している人の姿がみられた。
同浪速区の通天閣周辺の路上でも、筆者がカメラを構えていたら「兄ちゃん、中秋の名月か」と浪速区内にすむ男性(80)が声をかけてきた。中秋の名月ということで通天閣の展望台へ行き、ゆっくりと月見を楽しんだという。 男性は「わしはその日暮らしやけど、こうやって月見を楽しめるのは幸せやな。あしたからもがんばるわ」と話し、筆者に携帯電話カメラの撮り方を聞いて、撮影を楽しんでいた。
同気象台によると、同日午後8時に、同日の最低気温となる16.9度を観測(同日午後9時現在)するなど、少し肌寒く感じたが、通天閣周辺の新世界や天王寺区の天王寺公園でも、月見を楽しむ人の姿が多く見られた。