ヤンマー展示会 未来のトラクター披露
ヤンマーホールディングス(大阪市)は7日、同社が目指す未来像を反映させたトラクターのコンセプト機を披露した。運転席には大型のモニターを設置し、他の自動運転農機を操作する司令塔機能を持たせる他、完全自動化を想定しキャビンなしの形態にもできるとの構想を示した。 【動画】披露された農業コンセプトトラクター コンセプト機は、8~15日に東京都中央区の複合ビル「YANMAR TOKYO」で開く展覧会に先駆けて披露した。 同社は、性能向上一辺倒ではなく、「人が扱いやすいという道具としての“本質”」を追求するという。2035年に実現することを想定し、開発を進める。 大型モニターで直感的な操作を可能にする他、キャビン部分は建設機械と共通化し、異なる機械でも同じ操作感で扱えるようにする。展覧会では、VR(仮想現実)機材を装着して、搭乗体験ができる。
日本農業新聞