大坂なおみ、復帰後初トップ10撃破!世界10位オスタペンコに快勝し2回戦へ[全米オープン]【テニス】
大坂なおみ、トップ10に4年7ヵ月ぶりに白星
現地8月27日、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の大坂なおみ(フリー/世界ランク88位)は、第10シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア/同10位)を6-3、6-2で下し、復帰後初のトップ10を撃破。3年ぶりに初戦突破を果たした。 【動画】大坂なおみがトップ10に4年7ヵ月ぶりに勝利!マッチハイライト 昨年7月の出産を経て、今年1月からツアーに復帰した26歳の大坂。試合間隔を空けることなく大会に出場を続け、トップ100までランキングを戻した。2018、2020年にタイトルを獲得している全米オープン出場は2年ぶり8度目。この日の試合に勝利すると、3年ぶりの初戦突破となる。 初戦の相手は、昨年8強入りしているトップ10のオスタペンコ。8年ぶりの対戦となった試合は、互いの持ち味を生かすようにテンポの速いラリー戦が繰り広げられる。 第1セットは、互いにサービスキープが続いた第8ゲームの40-30、オスタペンコがセカンドサーブでフットフォールト。ダブルフォールトでデュースになると、大坂の鋭いショットがコート深くへのストロークが連続で決まってこの試合最初のブレークに成功する。直後のサービスゲームをキープして6-3で第1セットを奪った。 これでオスタペンコのリズムが崩れたか、第2セット第1ゲームで再びダブルフォールトなどのミスが出て、大坂がブレークでスタート。その後も安定したストロークとサーブで危なげなくサービスゲームをキープしていく大坂は、第7ゲームでリードを広げた。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第8ゲームではこの日初めてピンチを迎えたものの、これをしのぎ切って6-2と3年ぶりの初戦突破を果たした。 試合を通して、大坂はわずか5本のアンフォーストエラーに対して、19本のウィナーを獲得。トータルの61ポイントで、39ポイントのオスタペンコを圧倒して見せた。 2020年1月以来、4年7ヵ月ぶりにトップ10撃破した大坂は、2回戦でカロリーナ・ムチョワ(チェコ/同52位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部