食べ終わった後の納豆パックが散乱!? 「義妹が来る…」危機的状況に作家は…SNSで「捨てろ」の声
食べ終わった後の納豆パックが10個以上も机に散乱している……!? 食品サンプル雑貨作家がSNSに投稿した画像が話題になりました。しかも「この状態で義妹が来ることに」なったそうです。いったいどんな状況だったのか、投稿主に話を聞きました。 【画像】「食べ終わった後の納豆パック」…実は小物入れです
納豆パックが散乱!?
話題になっていたのは、仙台市在住の食品サンプル雑貨作家のkanapeiさんの投稿です。 <【 問題です 】 義実家にはハンドメイドでパールのアクセサリーを作っていると言ってあるのですが、この状態で義妹が来る事になりました。さあどうする?――kanapei@食品サンプル雑貨作家さんのXより> こんなコメントとともに、机に食べ終わった後の納豆パックが散乱している画像を投稿しました。 タレとからしがぺったり付いて、納豆の粒もわずかに残っているパックが、10個以上も無造作に置かれています。 投稿を見たユーザーからは、「臭そう!」「納豆残さず食べましょう」「納豆の食べ比べしてたらこんな状況になりました、片付けるのを手伝ってと言いましょう」といった反応が寄せられました。
すべて食品サンプルです
実はこの納豆、すべてkanapeiさんが作った食品サンプル。「食後の糸引く小物入れ」です。 パッと見て本物だとだまされたユーザーが多く、「全部食べきらない汚い食べ方じゃんって思ったら、コレ全部ハンドメイドだと知ってプロって怖い!!」「汚部屋写真あげるなんて…と思ってたら、すげぇ!職人技じゃん」というコメントも寄せられています。 食品サンプルと知って、「私が義妹なら興奮して喜ぶ!!」「こんなにすごいの作れるなら大いに自慢していいと思う」という声もありました。 kanapeiさんは、「本物だと思っている方から、『早く捨てなよ』『粒全部食べなよ』という反応があってうれしかったです」と話します。
コロナ禍で始めた食品サンプル作り
もともと食品サンプルを見ることが大好きだったというkanapeiさん。自身でも作ろうと活動を始めたのは、コロナ禍の2021年でした。 「コロナ禍でどこにも行けず、飲食店のパートも休まないといけなくなりました。何か家でできることはないかと考え、食品サンプル制作の講座をオンラインで受けたことが始まりです」 これまでできていたことが制限され、kanapeiさんは「世の中が暗くなっている」と感じました。だからこそ、「ちょっとでもいいからクスっとしてほしい」という思いがあり、作品を作るときにはユーモアを大事にしています。 「今もブラッシュアップしながら作っていますが、リアルさやテクニックは食品サンプルを作っている企業には勝てません。企業では出さないような『くだらないもの』を作っている感じです」 「食後の糸引く小物入れ」以前にも、納豆の食品サンプルを傘の柄にべったりつけた「絶対に持っていかれない傘」を作ったことがありました。 納豆の食品サンプルを作った際、「これが付いてると気持ち悪いな……」と思い、「ビニール傘は間違えて持っていかれることもあるので、納豆を付けたら気持ち悪くて持っていかれないのでは?」とひらめきました。 当時もSNSで反響があり、次は本物の納豆パックを使って食品サンプルを作りたいと思っていたそうです。