「遺品整理で発見」虚偽の届け出で刀を美術品登録 容疑の古物商ら書類送検
10年以上前から所持していた刀を新たに発見したと偽り、美術品登録を受けたとして、警視庁杉並署は25日、銃刀法違反(偽り登録)の疑いで、東京都三鷹市の古物商の男(50)と妻の女(50)を書類送検した。「登録すれば販売できると知り、噓をついて届け出た」と容疑を認めている。 同署によると、刀は発見した時点で登録が必要だが、男らは10年以上放置していた上で、販売するために「父の遺品整理で出てきた」と噓の届け出を行って登録を受けたという。これまでにも同様の手段で刀10本ほどを販売したと話しているという。過去にも数回、発見の届け出をしており、不審な点があったため、同署で捜査していた。 書類送検容疑は令和5年9~10月、かねてから所持していた刀2点について同署や都に虚偽の届け出を行い、美術品登録を受けたとしている。