『ニューバーチャファイター プロジェクト』開発前のコンセプトムービーが公開。ステージ背景の作り込みは龍が如くスタジオならでは
2025年1月7日、セガは現在開発中の『バーチャファイター』シリーズ最新作『New VIRTUA FIGHTER(ニューバーチャファイター)』の新動画を公開した。 【記事の画像(10枚)を見る】 本動画は世界最大級のエレクトロニクス展示会“CES2025”内で公開されたもので、開発前に制作されたコンセプトムービーにあたるもの。ゲーム開発では“プリビズ”や“プリプロ”と呼ばれるものにあたり、ゲーム内容やキャラクターは最終製品と異なるものとなるようだ。 ※画面は動画をキャプチャーしたものです。 “A hotbed of vice, attracts both the wicked and desperate.”(悪徳の温床は、邪悪な者も自暴自棄な者も引き寄せる)という文言とともに映し出されるゴミゴミした街。初公開のムービーでは映されなかった橋の下には乗り捨てられたクルマが錆びきっており、よどんだ川にはゴミ溜まりがいくつも浮かんでいる。 そして対峙するふたりの男。どちらも“AKIRA”と表示されており、結城晶の同キャラ対戦のようだ。1P側(左側)はボロをまとったような服装、2P側(右側)は上半身裸で袴と帯のみ着用している。戦っているのは、2024年12月のティザームービーと同様の街角のようだ。 “Pre-development in engine footage. Not actual gameplay.”(開発前のエンジン映像。実際のゲームプレイではない)という注意書きとともに、激しい突き、蹴りがくり出され、ガードをしたり避けたりという攻防がくり広げられる。最後には吹っ飛ばされたアキラがステージの木箱を押しつぶすという演出も見て取れる。 わずか数十秒程度の短編ムービーながら、リアルかつ迫力のある新時代の『バーチャファイター』を生み出そうという気概が感じ取れるものとなっている。 また、街(ステージ背景)の作り込みも特筆もので、川にかかる木の橋や漁をするための網、おのおのの家屋に設置されているエアコン室外機など、小物の緻密な描写はまさに龍が如くスタジオらしいこだわりと言えるだろう。 本コンセプトムービーは、公開済みのティザームービーよりも前段階のものであると思われるが、続報への期待感がより高まる内容だ。 『New VIRTUA FIGHTER(ニューバーチャファイター)』の詳しい情報については、ファミ通.com関連記事もチェックしていただきたい。