新たな歴史の第一歩 異色の外国人選手中心のチーム・佐賀インドネシアドリームズの初陣は大敗
4月13日(土) ヤマエグループ九州アジアリーグ試合結果 佐賀インドネシアドリームズ 0対17 宮崎サンシャインズ ■異色経歴プロ野球選手がモデル時代秘蔵ショット公開【写真】 7回規定によりコールドゲーム 佐賀:●サシカ、、エリエザー、アクバール、ロイ、香月良太ー木本、ズゥルフィカー 宮崎:〇吉田、稲葉、高井ー上村、宮下 記念すべき新球団の初戦を祝うかのような晴天に包まれた佐賀県武雄市にあるひぜしんスタジアムにて今シーズンヤマエグループ九州アジアリーグに新規加盟した佐賀インドネシアドリームズの初戦が行われた。 佐賀インドネシアドリームズは野球発展途上国と呼ばれるインドネシアやスリランカ、シンガポールなどの出身の選手がチームの大半を占める異色のチームであり、そのメンバーたちの指揮を千葉ロッテに在籍していた香月良仁監督が執る。 試合は記念すべき開幕投手に選ばれたサシカが先頭藤川に死球を与えるも、2番杉の時に盗塁を試みたが捕手・木本の好送球でアウトとする。しかし宮崎はその後2塁打と四球で作ったチャンスで5番岡田、6番筒井の連続タイムリーで3点を先制する。 佐賀インドネシアはその裏先頭のサミーラが宮崎の先発・吉田からチームの創設初ヒットを放つも後続が続かず無得点に終わる。 2回の表はサシカの好投で宮崎打線を3者凡退に抑え、その裏に6番木本がセンター前ヒットを放つもここも後続が倒れ得点を奪うことができない。 すると3回表に宮崎は打者一巡の猛攻で一挙7点を奪い10対0とし試合の主導権を握る。 なんとか1点でも返したい佐賀インドネシアは3回裏に先頭のマァムゥッがツーベースヒットで出塁し、続くサミーラの死球で無死1.2塁、2番リズキーの犠打で1死2.3塁とし3番福田がレフトのフライを放ち、マァムゥッがタッチアップのスタートを切るも7-6-2と送球がつながり、本塁で憤死。チーム初得点とはいかない。 宮崎は4回に3点、5回に2点、6回にも2点と着実に加点し17対0とする。 佐賀インドネシアも毎イニングランナーを出しながらもなかなか得点が奪えず、6回は1死1.3塁、7回にも無死1.2塁とするもいずれの回の後続がダブルプレーに倒れ無得点。リーグ規定により17対0で宮崎のコールド勝ちとなった。 宮崎は19安打、17得点と打線が爆発し、チーム創設初のコールド勝ちで今季2勝目。特に6番で出場筒井は5打数5安打(単打2本、2塁打2本、3塁打1本)5打点と大活躍だった。 佐賀インドネシアはピッチャー陣が崩れ、打線も7安打を放つも宮崎の吉田・稲葉・高井リレーで無得点に封じ込められた。 明日も同じく13時よりひぜしんスタジアムで同カードが行われる。佐賀インドネシアドリームズの初得点、そして初得点が期待される。
西日本新聞社