韓国プロ野球・釜山ロッテが宮崎・日向で秋季キャンプ 24日まで 名門球団で今季は7位
韓国のプロ野球球団、釜山ロッテジャイアンツ(本拠地・釜山市)が5日、宮崎県日向市で秋季キャンプ入りした。同市の大王谷運動公園野球場を主会場に24日まで実施する。韓国でプロ野球が始まった1982年に創設された老舗球団で、同県内でのキャンプは初めて。 ■大ナタ22選手に…ドラ1右腕ら戦力外【一覧】 初日は同球場で歓迎式があり、西村賢市長が「伝統ある名門球団からキャンプ地に選んでもらい、喜ばしい」とあいさつ。韓国10球団中、釜山ロッテは今季7位に終わっており、キム・ミンホコーチが「ここでたっぷり汗をかき、来年はいい成績を残せるように頑張ります」と応じた。 同県では自治体や観光協会などが連携して日韓両国の球団にキャンプ誘致を働きかけ、2015年から練習試合シリーズ「球春みやざきベースボールゲームズ」を開催している。事務局が釜山ロッテに来春の参加を促し、先月、パク・ジュンヒョク団長ら球団側が宮崎、日向、都城各市の球場を視察して「秋季キャンプを宮崎で実施したい」と連絡。一方、韓国との交流に力を入れる西村市長が釜山ロッテに熱心に誘致していたため、今回のキャンプが急きょ実現した。 来日したのは若手を中心に選手19人のほかコーチやスタッフを入れて計35人。今後監督も参加する予定。同県によると、韓国球団のキャンプは秋季の記録はないが、春季は新型コロナが流行し始めた20年が最後という。(神屋由紀子)
西日本新聞社