【4月15日は年金支給日】「厚生年金と国民年金」2年連続増額へ。6月送付の「年金振込通知書」で受給額目安を確認
6月送付の「年金振込通知書」で翌年4月までの受給額を確認
なお、年金額が増額になるのは2024年4月分からで、実際の振込は2024年6月14日(金)です。 毎年6月に送付される「年金振込通知書 」に、6月から翌年4月までの期間に振り込まれる年金額が記載されていますので、手元に届いた際は早めに確認しましょう。 ここからは、気になる現代シニアの年金受給額を紹介します。厚生年金と国民年金の平均受給額を一覧表にまとめているので、参考にしてみてください。
「国民年金&厚生年金」の平均受給額はいくら?
厚生労働省が公表しているのは、あくまでも「国民年金の満額」と「モデル夫婦の厚生年金額」です。そもそも国民年金や厚生年金の金額には、個人差があることに注意しておきましょう。 参考までに、2023年12月に更新された最新データから、今のシニア世代が受給する年金額を見ていきましょう。 ●国民年金(老齢基礎年金)の平均受給額(月額) ・全体平均月額:5万6316円 ・男性平均月額:5万8798円 ・女性平均月額:5万4426円 平均月額は男女ともに5万円台となっており、過去5年間の受給額もおよそ5万5000円~5万6000円台で推移しています。 ●厚生年金(老齢厚生年金)の平均受給額(月額) ・全体平均月額:14万3973円 ・男性平均月額:16万3875円 ・女性平均月額:10万4878円 ※国民年金の金額を含む 厚生年金は男女全体で14万円台となりました。 一方で男性は16万円台、女性は10万円台と約6万円もの男女差があります。 厚生年金は現役時代の年金加入期間や年収により受給額が決まります。女性は男性よりも正社員からパートなど雇用形態を変える機会が多く、年金保険料の支払い額が低くなりがちです。 また、女性は男性よりも平均賃金が低い傾向にあり、年金保険料の支払い額が減少した結果、受給額が下がってしまうのも理由の一つです。 現役世代で、ご自身の年金見込額を詳しく知りたい方は、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」などを確認しましょう。