松本人志報道で”男女の違い”鮮明に…擁護した『ごっつファミリー』と“ダメ出し”上沼、指原、紗理奈
『ダウンタウン』松本人志の文春報道が波紋を広げるなか、テレビではコメンテーターや後輩芸人たちが連日コメントを残している。そのなかで気になるのが、男女間での認識の違いだ――。 【画像】すごい…!車中から女性を眺める松本人志と女性を必死に口説く千原ジュニア 週刊文春では松本らが8年前に都内ホテルで3人の女性と飲み会を開催。その席で男性陣が性的関係を迫ったという。続く“二の矢”では大阪や福岡でも同様の飲み会が行われていたと報じられた。 松本と吉本興業は一連の文春報道を「事実無根」と完全否定。松本は芸能活動を休止し、文春との法廷闘争を宣言している。 事実関係はこれから明らかになるとして、この問題に触れた著名人のコメントが実に興味深い。松本とかつて『ダウンタウンのごっつええ感じ』で共演した“ごっつファミリー”の今田耕司は先月29日放送の『ワイドナショー年末ゴールデン生放送SP』で 「記事を読ましてもらいましたけど、記者の思いも入っているというか、小説を読んでいるみたいな。女性のインタビューをそのまま記事にしているのか」 と信憑性を疑うコメントを残した。 同じく、“ごっつファミリー”のほんこんは自身のユーチューブチャンネルで 「事件やったらその女性も週刊誌の方に行かんと、法的措置を取った方がええと思うよ」 と発言。落語家の立川志らくも自身のX(旧ツイッター)で 「この国は法治国家だ。被害にあったら警察に行くべき」 とつづり 「きちんと司法の判断に従う。それでいい」 などと持論を展開した。 「性被害を訴える女性に『先に警察行け』はセカンドレイプになりえます。ほんこんさんも志らくさんもさすがにマズイと思ったのが、のちに発言を修正していましたが、本心が垣間見えた気がします。 今田さんの『(記事は)小説を読んでいるみたい』という発言も、かなりキワどい。彼はTBS系『オールスター感謝祭』のMCとして100人以上の芸能人を仕切るほど空気を読むことに長けているのですが、今回ばかりは平常心ではいられなかったのかもしれません」(ワイドショー関係者) 一方、客観的に物事を判断している印象を受けたのは、女性芸能人たちだ。元AKB48の指原莉乃は、前出『ワイドナショーSP』で 「女性がついていく方が悪いのではないかとネットで出ていることがそもそも一種のセカンドレイプ」 「8年前のことというニュアンスもよくない。時間がたっても同じように扱うべき。被害者とされる人に常に寄り添ってもらえるようになったらいい」 と毅然と言い放った。 鈴木紗理奈もこの問題に真っ向から対峙した。 14日放送のTBS系『サンデー・ジャポン』で、問題となっている飲み会について 「めちゃくちゃキモい」 とバッサリ。松本に対し 「後輩や女性に対して、もうちょっと配慮があってほしかった。芸能界だけに限らず、どの世界でも、上に立っている人間は下の者に対して配慮しないと、こういうことが起こりうるなというのは感じました」 と述べた。 ダウンタウンと同期の『ハイヒール』リンゴも13日放送の『あさパラS』(読売テレビ)でこの問題に言及。告発女性への「警察行け」という意見に 「男性の方はそう言いますけど、もし被害に自分が遭ったとしたら女性の方はね、やっぱり行けないですよ」 と反論。続けて 「警察行けばよかったというのは、理論上分かるんですけど、よう行かんかったという女性特有の気持ちもあると思うんですよ」 と告発女性に寄り添った。 極めつけは“関西TV界の女帝”上沼恵美子だ。14日放送の『上沼・高田のクギズケ!』で、記事を読み 「吐きそうになったの。その行為がね」 と吐露。お笑い芸人としての松本の才能をベタボメしつつ、プライベートの遊びに関しては 「三流以下やった」 と断罪した。上沼の“独演会”は10分以上続き、松本に超一流芸能人としての心得を説きつつ、最後は 「休業宣言なんか絶対せんといてください。ましてや引退なんてもってのほか。あなたはお笑いの世界の核におるわけです。あなたに憧れて、あなたがいるからみんなが頑張ろうという世界をおつくりになったの。すごい方なんやで。その人が休業。そんなちっちゃい。堂々としとってください」 と訴えかけた。前出テレビ関係者は 「あそこまで松本さんに言えるのは上沼さんしかいない。しかもすべてに説得力があった。尊敬する上沼さんの言葉は松本さんにも響いたと思う」 と語る。 時代の変化に対応できず、感情の赴くまま発言してしまう一部の男性芸能人とはえらい違いだ。スポーツ紙芸能担当記者は 「松本さん報道はリトマス紙のようなもの。言及した人物の思考や性被害に関する理解度まで、如実に表れるので注視しています」 と話す。 次は誰がどんな“本音”をこぼすか――。
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