バイオベンチャー「クオリプス」に期待の声 iPS細胞から作成、心筋シートの販売承認申請で株価に火が付き「いい仕込み場」
【ネット騒然銘柄】 5月31日は、大阪大学発のバイオベンチャー、クオリプス(4894)がネット上で注目を集めた。27日、一部メディアで「6月中にもiPS細胞から作成した心筋シートの製造販売承認を申請する」と報じられたことで株価に火が付き、ストップ高をまじえながら急騰していた。ただ、30日の前場から下落に転じ、31日も前日比8%安となった。 ネット上は、「今日はいい仕込み場」など急騰継続に期待する書き込みであふれた。この手のバイオ株は、売り抜けるタイミングが重要だが、終わってみれば死屍累々(ししるいるい)の狩り場だったとならないことを願いたい。 31日は、太陽電池などの製造装置を手掛けるエヌ・ピー・シー(6255)が一部ネット上で話題となった。21日、大手経済紙が「ペロブスカイト型太陽電池の普及に向けて官民共同で協議会を立ち上げる」と報じ、関連株の一角として買いを集めている。大手株系掲示板では「業績もテーマもいい。そりゃ買われるわ」など、国策銘柄として今後も人気が継続することを予想する書き込みが目を引いた。 (新井奈央)