オイシックス・橋上秀樹前監督 ドラフト指名1人という現実に「これがチームの一番大きい課題」
今季からイースタン・リーグに新規参入したオイシックスは5日、ハードオフエコスタジアム新潟で2024シーズンの振り返り会見を行った。 【写真】橋上秀樹作戦戦略コーチが見守るなか円陣で訓示する巨人・阿部慎之助監督 参入1年目の今季は41勝79敗6分け、勝率・342。首位のDeNAまで29・5ゲーム差の最下位(8位)に終わった。その中、オイシックス初代監督で来季からは巨人の作戦戦略コーチに就任する橋上秀樹氏(59)は「当初、ウチの試合だけはコールドゲームを作っていただきたいなというのが正直な気持ちだった。それほどに苦戦を覚悟していた。しかし、試合数をこなしていくにつれて、目に見えて対応力が向上していった。その意味では選手は十分にやってくれたと思う」と総括した。 一方で、最低でも5人と目標に掲げていた今秋ドラフトでのNPBへの輩出は、ヤクルト育成3位の下川隼佑投手(24)ただ1人。首位打者を獲得した知念大成外野手(24)、最多セーブの上村和輝投手(24)らタイトルホルダーにも声は掛からなかった。 橋上氏は「正直、もう少し名前を呼んでもらえるものと思っていた。ただ、ウエスタンのセーブ王が2年連続で戦力外になっているという現実もある(22年=ソフトバンク・二保旭、23年=阪神・小林慶祐)。NPBのスカウトと情報交換したが、年齢やプレースタイル、取り組み方など数字以外の具体性のないものも指摘していた。私が逆の立場だったら、間違いなく指名していると思うが…。これがチームの一番大きい課題」と話した。