オリ・舜平大 5回無安打1失点も今季初勝利はお預け「1点を許して開き直れた」
◇交流戦 オリックス4ー5ヤクルト(2024年6月16日 京セラD) オリックス・山下の今季初勝利はお預けとなった。4月19日ソフトバンク戦以来2カ月ぶりの先発。5回無安打1失点と好投し、自己最速タイの160キロもマークしたが、9回にマチャドが逆転を許して白星が消えた。 「初回はちょっと力んだけど、1点を許して開き直れたところがあった。ズレを自分の中で処理して2回以降につなげられた」 初回先頭の西川を歩かせ、二盗と暴投でいきなり無死三塁。丸山和の二ゴロの間にあっさり先制された。ここから本来の姿を取り戻し、2死から村上への2球目に160キロを計測。安打を許さず9三振を奪い、久々の1軍登板であることを考慮されて82球で降板した。中嶋監督は「まだ手探り」としたものの、先発の柱になり得る大器の復活は、交流戦明けの戦いへ大きな収穫となった。 (山添 晴治)