「ドラ1」がまさか…1軍出場なしに終わった元逸材(2)”甲子園のスター”だったが
プロ野球の世界では、ドラフト1位入団の選手には特に大きな注目が集まる。入団時は栄光を掴んだかのようにみえるが、中には期待に応えられず、実力を発揮できないまま球界を去った選手も多くいる。ここでは、一軍出場なしで戦力外通告を受け、NPBを去った2010年以降のドラ1選手を紹介する。
川上竜平
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/80kg ・生年月日:1993年5月8日 ・経歴:光星学院高 ・ドラフト:2011年ドラフト1位 高校時代には、輝かしい実績を残した川上竜平。プロでは期待に応えられず、5年で戦力外となった。 光星学院高(現・八戸学院光星)では、計2度の甲子園出場を経験。特に3年夏の甲子園は3本塁打を放ち、チームを準優勝に導いた。2011年ドラフト会議で、高橋周平の抽選を外した東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けプロ入りを果たした。 “ブンブン丸”の愛称で親しまれた池山隆寛が着用した背番号「36」を背負うなど、大きな期待がかけられたが、ルーキーイヤーは故障で出遅れると、ファームでも44試合の出場で、打率.175と低調な数字に。 その後も目立つ数字を残せず、2016年には二軍で82試合に出場するも、打率.189、本塁打ゼロと成長を見せることができなかった。 同年オフ、一軍出場がないまま、わずか5年で戦力外通告。その後、12球団合同トライアウトを受験したが、獲得球団は現れず、プロ野球界を去ることになった。
ベースボールチャンネル編集部