第94回選抜高校野球 木更津総合に春切符 主将「日本一目指す」(その2止) /千葉
<センバツ高校野球> ◇「自信」持って挑む 強打で関東4強 昨秋は強力打線を武器に関東大会4強まで勝ち進み、センバツ出場をつかみ取った。 県大会初戦から3回戦までは、いずれも10点以上の差をつける快進撃を続けた。唯一、延長戦になったのは準々決勝の市船橋戦。初回に先制したが、互いに加点する打撃戦となり、九回裏に5―5と並んだ。十回表、毛利の内野ゴロで勝ち越すと、打撃が好調だった山田が駄目押しの適時二塁打を放った。 準決勝は8―4で八千代松陰を破り、決勝で対戦したのは拓大紅陵だった。初回に芦川の満塁本塁打などでリードを広げると、つかんだ流れを譲らずに14―2で完勝。県大会連覇を果たして、関東大会に駒を進めた。 茨城県で開催された関東大会。初戦で帝京第三(山梨2位)を完封して勢いに乗ると、準々決勝は昨春のセンバツを制した東海大相模(神奈川1位)と対戦。エースの越井が1失点に抑えて完投し、打線もこれに応えて快勝した。【長沼辰哉】 ……………………………………………………………………………………………………… ◆木更津総合の横顔 ◇全国レベルの部、多数 1963年創立の木更津中央高と清和女子短大付属高を統合し、「真心」を建学の精神に掲げ、2003年に創立された。私立共学校で約1800人が在籍する。将来の目標に合わせて特別進学コース、スポーツコースなど九つのコースから選ぶことができ、22年度には美術コースが新設される予定。部活動は、柔道部が男子団体で21年のインターハイで初優勝するなど全国レベルの部が多数ある。野球部OBにはプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの早川隆久投手らがいる。