『エストニアの聖なるカンフーマスター』は10月4日(金)より公開

日本でスマッシュヒットを記録した『ノベンバー』(17)のライナル・サルネット監督がメガホンをとり、エストニアのアカデミー賞といわれるEstonian Film and Television Awards 2024で作品賞など最多9部門に輝いた『The Invisible Fight』が、『エストニアの聖なるカンフーマスター』の邦題で10月4日(金)より日本公開決定。このたびポスタービジュアルと予告映像が解禁された。 【写真を見る】カンフーを扱う修道士に弟子入りし、達人たちはメタルに乗せて戦う？予告映像からカオスな世界観が炸裂 本作は、ポップカルチャーが禁じられたソ連占領下のエストニアを舞台に、カンフーと伝説的ロックバンド“ブラック・サバス”の音楽に熱狂する主人公が、周囲を巻き込みながらカンフー修行の道へと突き進んでいく奇想天外な物語。エストニアの個性派俳優ウルセル・ティルクが主演を務め、共演には『ノベンバー』にも出演したエステル・クントゥ。また、音楽家の日野浩志郎が音楽を手掛けている。 このたび解禁された予告映像では、ティルク演じる主人公のラファエルが、謎の修道士たちと出会い「最強のカンフーを極めたい」と弟子入りを志願。破天荒な彼を見て「神の使いかも」と期待する修道士たちに、激しいロックに乗せて華麗に戦う達人たちの姿。もはやなにが起こっているかわからないシュールでカオスな世界観と勢いに、ただただ圧倒される映像に仕上がっている。 またあわせて解禁されたポスタービジュアルには、修道士姿のラファエルが宙に浮かびながらキックを繰り出す瞬間と、その姿を見つめる修道士や革ジャン＆サングラスの謎の男たちがコラージュ。奇才サルネット監督が仕掛ける“自分自身、ありのままであれ”をテーマにした一風変わった青春コメディを、劇場のスクリーンでその目に焼き付けてみてはいかがだろうか。 文/久保田 和馬